ひっぱたかれる子供
グルジアの古都、クタイシの公園で ちょっと懐かしい風景を見た。 母親が6歳くらいのわが子の頬を平手でひっぱたいていたのだ。聞き分けのない子どもを親がぶつ。かつて日本でも普通にみられていた光景である。ぼくなんかもよく叩かれ…
グルジアの古都、クタイシの公園で ちょっと懐かしい風景を見た。 母親が6歳くらいのわが子の頬を平手でひっぱたいていたのだ。聞き分けのない子どもを親がぶつ。かつて日本でも普通にみられていた光景である。ぼくなんかもよく叩かれ…
すっかり真夏である。 熱中症で死人が出たというニュースもあった。 あの寝苦しい熱帯夜がもうすぐやってくるのだ。 そろそろ「電気予報」が気になる季節でもある。 あの計画停電騒ぎ以来、電気の供給能力はあと何%残っているか、あ…
ある飲み会の席で、うっかりぼくが口にした「日本は犯罪も少ないし、平和でいい国だよねえ」というセリフに、席にいたほとんど全員からダメ出しされた。「子供がいないからそんな呑気なこと言えるんですよ」とか「テレビを見ないから知ら…
元来「出たとこ勝負」が好きなタチである。 アリとキリギリスを人に例えれば、ぼくは間違いなく後者のほうにちがいない。わりと早い時期から、ふつうに大人になって毎日毎日同じことを繰り返しながらコツコツ働き、定年になって縁側でぼ…
弱い人を助けましょう。などという。 あたりまえじゃないか。と思う反面 弱い人ってなにが弱いんだろう?と、ふと思った。 ちから? あたま? 経済力? もしかしたら、立場? 世の中にはいろんな「弱い人」がいるのだ。 だいぶ前…
中学生でも知っている「享保の改革」。 云わずと知れた徳川8代将軍吉宗が主導した財政改革のひとつ。吉宗ならテレビの「暴れん坊将軍」で知っている人のほうが多いかもしれない。 江戸時代の三大改革といわれ、出題しやすいからかよく…
普天間基地の新たな悩みの種。 それがオスプレイの配備である。 膨大な費用をかけて(実に5兆円)開発され、一機あたり60億円もする。しかも構造的に故障しやすく、過去何度も事故があり、少なからず搭乗員が亡くなった。軍用機なん…
石油の一滴は血の一滴、など言われた戦時中。 それだけ貴重だったということだが、いまもそれは変わらない。ゆえにあいかわらず産油国からはきな臭いニュースが流れてくるし、石油利権には常に覇権国とこれに抵抗する勢力図が浮かび上が…
お笑い芸人のひとりが、母親の生活保護不正受給で槍玉にあがっているという。たしかに不正には違いなさそうだが、問題のもとにあるのは財政難であるにもかかわらず生活保護者が200万人を超えたことへの危惧。有名人を使った見せしめと…
ドイツの社会心理学者、エーリヒ・フロムが1947年に出した『人間における自由』がなかなか面白い。個人の自由がいかにしてナチズムへ傾倒していったかをとてもていねいに分析している。 この本70年も前に書かれたのに、これってい…
最近のコメント