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旅に出たいのをこらえてるとカメラが欲しくなる。われながらへんなクセである。たぶん前世は遊牧民だったのかもしれない。でもしょっちゅう旅に出るわけにも、カメラを買うわけにもいかないので、しかたなくちびきちの写真でも撮ってお茶…
旅に出たいのをこらえてるとカメラが欲しくなる。われながらへんなクセである。たぶん前世は遊牧民だったのかもしれない。でもしょっちゅう旅に出るわけにも、カメラを買うわけにもいかないので、しかたなくちびきちの写真でも撮ってお茶…
マンモスが夢に出た。 川に落ちたボールを棒でたぐりよせようと、岩場に足を置き身をのりだそうとしたした瞬間、ぐらりと岩場が動き、マンモスがあらわれた。 どうやらぼくが踏んでいたのは岩ではなくマンモスの頭だったらしい。立ち上…
「対馬の人が大切に守ってきた信仰の対象を盗んでおきながら屁(へ)理屈をこねて返さないとは…。北朝鮮による拉致事件と同じ論法じゃないですか。盗っ人猛々(たけだけ)しいとしか言いようがない」 長崎県指定の有形文化財「観世音菩…
犬は一度嗅いだ匂いを忘れない 見知らぬ犬同士がであったとき たがいの匂いを嗅ぎ会う とくに、おしりのまわりの匂いには 相手の性別や年齢はもちろん どこに住んでいるか、強さや性格 などの情報が含まれているという さんぽのと…
おしゃべりな人には2種類いる。 ひとつは、他人の秘密をばらす人 もうひとつは、自分ばかりしゃべる人 前者は「信用できないひと」であり論外。後者は、自分がおしゃべりということに自覚がなく、逆にしゃべりがうまいと自負している…
毎日必ず誰かが死ぬ ずっと昔に読んだ本の一文。 なんのタイトルだったか、忘れたが 覚えているのは、その時思ったこと。 ああ、誰かが代わりに死んだから 自分が今日、生きていられるのだと 子供だったぼくは、そう思った。 そう…
炊きたてのご飯を塩むすびにしてほおばる。 米好きにはたまらない一瞬である。どうやったってあれは日本の米でないとうまくない。米なら世界中どこでも買えるけれど、さすがは瑞穂の国、日本の米にまさるところはない。 ぼくの作る塩む…
PM2.5で話題が持ちきりである。 細かすぎて普通のマスクでは防げない「PM2.5(微小状粒子物質)」は粒度が細かいため、肺の奥深くまで入りやすい。肺胞から血液に入りこみ、含有する重金属などを血中に溶かし出す。これが気管…
最初に家にやってきたときから ちびきちはよく走った。 部屋でも、路地でも、公園でも それはそれはよく走る。 生まれて4ヶ月目のときには ぼくが全力疾走するより速かった。 体重が1.5kgだったころなのに。 2本の前足をそ…
「長い春」と書いて長春。 中国吉林省にある358万人の省都。かの満州帝国の首都「新京」であったことでも知られる。だけど、そこで30万人以上もの餓死者をだした悲劇については意外に知られない。 新京時代は日本人20万もそこで…
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