たいてい年に2回は必ず風邪をひく。
なのに、ここ一年まったくの風邪しらず。
たぶんタバコだ。それからバナナ。
タバコを辞めて3年目になる。
タバコを辞めたタイミングでバナナを食べるようになった。いや、飲むようになった。とくに意味はない。「健康のため」というわけでもない。
たっぷりの豆乳と一緒にミキサーに放り、気分しだいでアボガドやリンゴなども放りこむ。酒粕をいれることも。それを毎日、朝と夜。500mlずつ。意外と飽きない。それどころか、飲まないと落ち着かなくなった。
バナナと豆乳ばかりを買う、へんなおっさんがいる。
とスーパーの店員にウワサされてもおかしくないくらい、週末に1週間ぶんのバナナ3房と豆乳4リットルを買う。それもたいてい同じ時間帯である。そのうち「いつものやつね」で通じちゃうかもしんない。
昨年は700本も食べた計算になるけれど、べつにバナナがそんなに好きなわけじゃない。単に豆乳を飲みやすくするためと、すばやくエネルギーになりやすいので朝食がわりにちょうどいい、というのが理由だ。とはいえブランドはやっぱりデルモンテに限る。ドールもいいけど創業者がどうしても好きになれない。
そんなにバナナを食べるのはぼくの他にはチンパンジーくらいのもんだろうけど、バナナの歴史は意外に古い。紀元前5千年〜1万年くらいにはすでに食用されていた。「だからサルはバナナが好きなのか」とひとり合点。
■ 世帯あたり生鮮果物消費額【2000 – 2010】
ここ10年、家庭における生鮮果物消費額(青ライン)は下がり傾向にあるが、バナナの消費はむしろ増えている(赤ライン)。2009年はおそらく「バナナダイエット」の影響かと。 出所:総務省統計局 家計調査年表
原産はマレー半島の「ムサ・アクミナータ」とフィリピンの「ムサ・バビルシアーナ」といわれる。ここから全世界に広まっていき、紀元前2000年ころに東アフリカやマダガスカルへ上陸し、3000年かかって西アフリカへ広まり、そこからフランス人たちがカリブへ苗を持ちこんだといわれる。日本へは、台湾経由で1903年になってようやく伝わり、昭和になってようやく庶民の口にはいるようになった。いったいどんだけ遠回りしたんだよ、とか思う。
ちなみに、ぼくが食べてるものは何でも欲しがるちびきちも、バナナだけは見向きもしない。サル似なのに、なんでかな?
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