太ったからダイエットしてるんです。
という人は周囲に多い。ていうか増えた。
同時に「朝走ってるんです」てな人も多い。ぼくの周囲にいるひと達もわりといい年だから、ほおっておけば太る。新陳代謝が悪くなるうえ、動かなくなるからだ。「最近、運動不足だから・・・」なんて言い訳をするひとも、あんがいもともと運動の習慣なんてなかったりする。加齢するたびに、身体を動かすのがさらに億劫になっているだけかもしれない。
ダイエットに成功して15kg痩せたんです。
なんて人が、必ずしもスタイルがよくなったというわけではなさそうだ。出ていた部分が、ただ下がっただけ、みたいな体躯がむしろ痛々しかったりもする。また、あまりに短期間で痩せたため、伸びきった皮膚がだらりと下がってしまい、修復不可能になってしまうケースもあるらしい。
▲ 普通に食べて、インナーマッスルを強化!
「太った = お腹が出た」なのは男性に多いかもしれない。このお腹さえ何とかなれば、といった感じだ。女性だとこうはいかないだろう。二の腕、太もも、顔やお尻、手首などなど、痩せたい部分を上げればきりがないかもしれない。
でも、お腹が凹めばそれなりに痩せたように見える。
じゃあお腹を凹ませましょう、ということでさっそく腹筋とか始めても実はあまり効果がない。なぜなら腹筋で鍛えられるのはほとんどが腹直筋で、これはお腹の表面に張り付いているだけで引き締めてはくれてない。ましてや脂肪が減るわけでもないからだ。
出たお腹を引っ込め引き上げてくれているのは、肋骨から骨盤につながっている腹斜筋(ふくしゃきん)と呼ばれる部分である。ここの力が弱まるからお腹がとびだしたり、垂れ下がったりするのだ。
お腹を引っ込めウエストを減らすためには、この腹斜筋を鍛えるのがいちばん。そのためには、一日なんどもお腹を意識的に凹ますのがいいようだ。背筋を伸ばし、胸を張り、この状態でお腹を凹ます。呼吸を止めず、肩に力を入れずにお腹を凹ませ続けるには、はじめはちょっとしんどいかもしれない。だってこれまでサボっていた腹斜筋を使うことになるから。
腹斜筋は背筋を鍛えると強くなるようだ。
個人差があるかもしんないけど、ぼくの場合、寝る前に背筋をするようになってからがぜん腹斜筋が働くようになった。ずっと引っ込めていると腰の後ろあたりがだるくなるが、このときふんばってくれるのが背筋なんである。
そうやって
お腹を引っ込めた状態で歩いたり、階段をのぼったり、電車の中で立ったりするうちに、いつのまにか(といっても1週間くらいだけど)お腹のポッコリがほぼなくなってしまいました。2ヶ月腹筋ばかりしても、ぜんぜん凹まなかったのに。
ということで効果抜群です。
心あたりのあるひと、どうか試してみてください。
もちろん、ムリは禁物だけど。
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