会社を辞めて4ヶ月が経った。
その間、キューバ、タイ、モロッコ、ベトナムと ひとしきり旅に出た。どれも忘れがたく貴重な旅だった。タイでは投資物件の契約もした。その合間に(合間というのもなんだけど)3つほど仕事を始めた。どこかに勤めるというわけではないから収入はない。仕掛り中といったところである。それに関連して、あるいは関係なく週に何度か、会社経営者向け勉強会やコンサルティングなどに参加する。これがまた、課題の提出がハンパない。
一日の始まりは、朝5時からのデスクワーク。
勉強会に提出するための課題を解いたり、ネットビジネスなどいくつか仕掛り中の仕事に約4時間、9時に終える。ちょうど勤めていた会社の始業時間である。呼吸を忘れるくらい集中すれば、たいていのことは朝めし前に終わるものだ。それからシャワーを浴び、かるく運動。犬の散歩のあと、犬も一緒に1回めの食事。食事といっても、バナナと野菜、ヨーグルトとミルク、これにプロテインを加えたものをミキサーにかけ、飲むだけである。日によってはチーズを載せたトーストをかじることもある。いずれも、お腹はいっぱいにしないよう努める。行動が鈍り、集中力が奪われるからだ。
午後から夕方にかけて外出する。
勉強会や個人コンサルティングのためである。それぞれ数万円から数十万円するようなやつだ。冗談じゃなく身銭を切り刻む思いで参加する。稼ぐためのノウハウもあれば、起業塾的なもの、ひいてはマクロ経済、安全保障問題に至るまで。勉強会ではびっくりするような大物に出くわす。分刻みのスケジュールで動くような人物だ。週末のそれはサラリーマン向けにおこなわれる。投資家たちばかりの集まりもある。ぼくなど、投資物件を持っていなければまず会えない人々にここでも出会う。「あなたはなにをされてるんですか?」と訊かれ、「失業中で、たまに旅に出ます」と答える。何人かに苦笑される。少し申し訳ない気持ちになる。だがこうした切ない気持ちがバネになる。
不思議なことに東京ではいたるところで勉強会があり、セミナーが開催されている。ネットで探せるものもあるけれど、本当に有益な8割がたは、知る人が知るだけでひっそりと行われる。個人コンサルの講師はほとんどがぼくより年下で、頭がよく、実践力が高い。会社に勤めているあいだは、出会えなかったような人たちばかりだ。
夜は、なにをするか決めていない。
つきあいがあれば出るし、広島カープの試合があれば実況を聞く。推奨本があれば読書をし、ビジネスに備えてリスト集めをする。ネタをみつけてブログを書き、いただいたコメント返しをする。真夏であっても入浴は欠かさない、それも40分以上バスタブに浸かる。身体と脳を長持ちさせたいのならおすすめである。バスタブからあがると2回めの食事をとり、以上の続きを済ませてから就寝する。
スケジュール表にすると、ざっとこんなかんじだ。
サラリーマン時代のことはまだ総括できないけれど、いま少し思うのは、すごく恵まれていた時期だったということだ。想像以上に機会に恵まれ、力及ばずそれを失った。組織というのは守るも攻めるも壁になる。弱い組織は敵を外ではなく、内部にもつ。いざ攻めようとするとき、かえって壁がジャマになる。ましてその向こう側にある世界など知る由もない。そのようにしながらもサラリーマンはお金をもらいながら学べ、卒業すればお金を払いながら、さらに学んでいく。いい歳になっても、びっくりするほど学ぶことがある。ステージごとにさらに学ぶことが出現し、止まない。いや「止めない」というのが適切だろうか。
8月のインターバルを挟んで今年もあと4ヶ月。
ぼくにとっては学んだ価値を転嫁させる時間でもある。
というわけで、
今回はただの日記になってしまいました。すみません。
最近のコメント