「暑い。なんとかしてくれ」
「してやれないよ。寒いほうが深刻だよ」
中学生とおぼしき男子の、電車内での会話である。ほんとうに中学生って面白い。ぼくはつまんない中学生だったから、こういう男子たちを見るとうれしくなってくる。まだ体臭もないから、近寄られて暑苦しくないのもいい。
きょうは書くことがなにもない。
じゃあなんだったんだ冒頭のつかみは!?と言われちゃいそうで、もうしわけないです。それでも記事をアップするのは「3日も空けると悪いから」という後ろめたさにである。つくづく小心者でないとブログは続かない。とはいえ更新のプレッシャーに耐えられずやめたブロガーも多い。よくわかる。どのみち続けるのはラクじゃない。
書けないときは「ほぼ日刊イトイ新聞」を見に行く。
ダーリンコラムを読むためだ。1998年6月6日のサービス開始以来、一日も休まず更新されるダーリンコラム。しかもその日のコラムは翌日には消され、残されない。休まず、残さず、ダーリンコラム。糸井重里さんはどんなことがあっても欠かさずあれを書いているんだと思うと、ぼくも怠けてられないなと思うのである。ぼくの連続更新記録は「香港イラスト写真日誌」の連続133日。せいぜい4ヶ月ちょっとである。糸井重里さんの15年間には遠く及ばないどころか、比べるだけで犯罪のような気がしてくる。
むかしの話をする。
営業職をやっていたころ、受注が取れなくて悩み「調子が上がらない」などと上司に言いわけしたところ、「人間だれでも調子がいい時と悪い時がある。オマエの人生だ、好きにすればいい。でも負けたくないなら、調子の悪い時にそう感じさせない仕事をしてみせることだ。」と言われた。もう30年近く前のことだったけど、ふと思い出した。
負けたくないなら・・、か。
そういう心持ちがご無沙汰である。
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