季節がら咳をする人がまわりに増えた。
咳き込み、むせながらも迷惑をかけてはと必死にこらえようとするのだが、やっぱりでる。しばらくやまない。つらそうである。お気の毒にと思う。
去年 風邪でのどをやられたとき、咳にはパイナップルジュースが効くと聞き、さっそく試したところこれがほんとうによく効いた。咳シロップそのものが苦手だったので、もうずいぶん長い間代わりのものを探していたのだった。どうしてもっと早く教えてくれなかったんだ!と思ったほどである。
実は効能が認められたのはそれほど昔のことではない。2010年、インドの研究者たちによる功績だ。結核患者にパイナップルジュースとはちみつ、これに塩コショウを混ぜたものを与えたところ、炎症が緩和していくのを発見。原因として、パイナップルに含まれるブロメラインが認められた。ブロメライン(Blomelain)には強力な抗酸化物質と抗炎症作用をもつ酵素がある。
パイナップルジュースはこれまで、あまり健康的なイメージではなかったかもしれない。ぼくがそうだった。甘すぎるし酸味が強すぎる。チャーハンなんかに入っていると、おもわず皿のはしによけたものである。
パイナップルにはビタミンCのほか、ビタミンA、カリウム、マグネシウムなどが含まれる。その意味じゃ栄養素がちょっとバナナに近い。免疫力をあげるから、感染症にもいいということである。
この記事に「咳止めパイナップルジュース」のレシピがあったので紹介します。
- パイナップルジュース 1カップ
- しぼったレモン 1/4 カップ
- ジンジャーパウダー 小さじ1ぱい
- オーガニックローハニー 大さじ1ぱい
- 塩・カイエンペッパー ひとふり
パイナップルジュースにカイエンペッパーを混ぜるという発想がすごい。入れすぎるとむせちゃいそうである。
最近はフィリピン産のパイナップルが安く出回っているので、丸ごと買ってきて適当な大きさにカットし、冷凍保存しておくといいですね。必要なときにミキサーに凍ったままのパイナップルと以上の材料をかけ、酸化しないうちにどうぞ。