イラ写の記事ネタはiPhoneで、移動中とかにざあっとメモ書きしておきます。帰宅してデスクトップのiMacか、バスタブに浸かりながらiPadでこのメモから記事を起こします。このうち「だめだこりゃ」と、記事にならなかったメモ書きがだいぶたまりました。完全消去する前に、その一部を公開。せっかくなのでイラストもつけてみました。せっかくの時間をすみませんが、よければどうぞ。
【メモ1】
たまたまテレビをつけ、映し出されたのは女の子。大きなステージの上でじゃんけんに勝ったとかで泣いていた。センターがどうの・・と言っていたから野球のことかもしれない。なでしこ。
【メモ2】
東京五輪誘致成功が好感され安倍内閣の支持率が10%上がった。「汚染水があんなに漏れているのに?」とこれにメディアは疑問を呈する。「中国や韓国の関係が好転していないのに?」と。くどい。汚染水のうちトリチウムは世界中どの原発からも海や河に垂れ流されていることをなぜ言わない?ちなみにフランスの原発は福島の100倍以上のトリチウムをドーバー海峡に垂れ流すが一度も非難されたことはない。それから安倍内閣の支持率のうち何割かは、中国韓国に媚を売らなくなったからでもある。
【メモ3】
なにげにニューギニアあたりが気になる。ソロモン諸島。かつて日本とアメリカがしのぎを削っての激戦区だった場所。マラリアの予防接種を済ませ、ぼくは小さな飛行機で緑の島へ降り立つ夢をなんどもみている。それはあまりにもリアルで、蛭(ひる)に吸いつかれる感触まで肩に感じたほど。
【メモ4】
シャツにアイロンをあてながらジャン=リュック・ゴダールのブレスレス(邦題;勝手にしやがれ)を観る。10代のころからもうなんど観たかしれない。アイロンは休日の午前にすることのひとつだが、やる気はすぐには起きない。そこで目を向けなくてもわかるあたりさわりのないビデオを流して条件反射をさそうことにしている。
【メモ5】
なんど買い換えても必ずインストールするiPhoneアプリに”TuneIn Radio Pro”というインターネットラジオランチャーがある。世界7万局ものラジオが登録されていて、旅行者気分で聞いて回る。いまはアフガニスタンのカブールにあるBFBS(駐英軍向け放送局)を選局。ロンドンのクラブでもかかるような陽気な選曲である。それがかえって兵士が日々感じているであろう現地の殺伐さを物語っているようで、なかなか一興である。
【メモ6】
陽が落ちると涼しくなった。夜にはいっせいに鈴虫が鳴く。季節のなかで秋がいちばん好きだ。人生とは何かを考えるのにもいい。大した人生でもないくせに語る人生の虚しさが、かえって愛おしくさせるから。
ふだんからiPhoneアプリのエバーノートなどに、こういう「メモ書き」を残しておきます。ころをみて、これの中からひとつピックアップし、文章をひととおり追加します。うまく書けることもあれば書けないこともあります。それからさらに文量を半分こそぎ落としながら何箇所も校正し、イラ写にアップします。ここにのせた6つのメモはどれもボツネタですが、なんともネタに困るときなどは、こうしたボツネタをつかうこともあります。屑入れからくしゃくしゃの紙を拾い上げるように。そのうち「ははあ、これってあの流し書きね」と思いあたる記事を見つけるかもしれませんね。
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