月並みで申し訳ないけど、きょうは2月14日。
いわゆる「義理チョコ」に否定的な人たちには、バレンタインデーが会社が休みの日でホッとしているかもしれない。
ぼくもどちらかといえば、「義理チョコなどなくてもいいのでは?」と思っているひとりだったし、そもそもバレンタインデーの存在すら忘れていたりしたのだけど、じっさいに会社の女の子たちからチョコが渡される(女子全員でひとつだったけど)と、つい鼻の下が伸びてしまうオジサンぶりが情けない。 ひとり一枚によるメッセージカードが添えられている。 なんとも気が利いているではないか。
一日前倒しの義理チョコ、素直にうれしかったです。
さて、不景気のさなかである。
人間関係だってぎすぎすするに違いない。 サラリーマンであれば人事の動きも気になる時期だ。 そんな折だから賛否両論の義理チョコにしたって、うまく潤滑油として果たせるのなら、それはそれでいいのだろうと思う。
ただ気になるのはチョコレートの高級化傾向である。
そりゃ贈答用だからブランドものを志向するのはわからないでもない。 だけど世の男性のうち、チョコレートのブランドに詳しいやつがどれだけいるのだろう? これほど相手に価値が伝わりにくい贈答もないのではないか? と老婆心ながら心配になってくる。
* バレンタインデーにあげたいブランド TOP10
【マクロミル2006年調査をもとになおきんが作成】
ちなみにぼくの知っていたのは1位のゴディバだけである。 だけど、「好きなチョコを選べ」といわれれば、迷いなくロッテ・アーモンドチョコレートをセレクトする。 いわゆる高級チョコにはフルーツやトリュフ等をブレンドするなど、あらゆる工夫がされているそうだけど、アーモンドとカカオのマッチングを超えることはないとぼくは思う。 まさに傑作である。 しかもありがたいことにコンビニで200円で買える。 お財布にも優しいではないか。 あげてうれしい、もらってうれしい、イイトコ取りだ。
ちなみにバレンタイン用の平均購入額は本命チョコで約2,000円、義理チョコで800円なんだそうだ。 ぼくなんて200円のチョコでじゅうぶん幸せな気分になるのに・・・ 世の中的にはそうもいかないのだろうけどね。
それより大事なのはメッセージだ。 5000円の「メッセージなし」チョコより、500円の「メッセージ付き」チョコの方がうれしいものだ。
* チョコレート1個あたりの購入金額
【マクロミル2006年調査をもとになおきんが作成】
さて、ここ日本においてバレンタインデーといえば、「女性が好きな男性に告白するための日」という認識でぼくはいたのだけど、最近はどうもそうではないらしい。
* バレンタインチョコをあげる相手は?
【マクロミル2007年調査をもとになおきんが作成】
以上のチャートを見る限り、ダンナや彼氏に渡すためにチョコを買う女性が70%以上いるのに対し、いわゆる告白チョコに該当するのは13%弱しかいない。 義理チョコ系に比べても圧倒的に少ないし、「自分用」と比べても低い数字だ。
この現象は、いまの独身女性たちにとってどういうことなのだろう?
「別にバレンタインデーでなくたっていつでも告白できるし」なのか、そもそも「告白に値する男性がいない」のか、あるいは「告るのがめんどい」のだろうか? そんな、わりとどうでもいいことが気になるタチである。
う〜む、だれか教えて。
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