ぼくは漫画をほとんど読まない。
別に「漫画は良くない」と思っているからではなく、なんかこう、読み始めてもすぐに飽きちゃうのだ。 曲がりなりにも、趣味でイラストを描いたりするんだから、少しは勉強の意味も含めて何か読めばいいんだけど、これがもうぜんぜん興味がわかなく、読む気がしないんである。
かろうじて読んでいた『ジパング【かわぐちかいじ著】』も、あまりにも展開がスローすぎてつまんなくなり、36巻を最後に買わなくなってしまった。
ただ、島田虎之介さんの単行本は画風が独特だし、時代や地域を超越したその世界観が好きなので、作品は全巻もっていたりする。 それでも「読む」というよりは、たま〜に本を手に取ってぱらぱらと「絵を鑑賞する」程度。 島田さんの描く作品はどれも秀逸だ。 陰影のつけ方なんてもう最高である。 太いペンでしっかり描かれた人物や機械は、何度観ても飽きない。 吹き出し部分がなかったらなあ、と思うのだけど、それじゃただのイラスト集になってしまう。 個人的にはそれでいいのだけどね。
- 作者: 島田虎之介
- 出版社/メーカー: 青林工藝舎
- 発売日: 2007/07
- メディア: コミック
- 購入: 8人 クリック: 33回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
ぼくは月にだいたい30冊くらい本を読むが、たいていはビジネス本かかノンフィクション、あるいは歴史物で、小説はまず読まない。 ていうか、読めない。 たまにストーリー欠乏症にかられることがあるけど、そんなときは月刊誌や新聞に載っているエッセイかなにかで間に合わせている。
そんなぼくも、なぜか角田光代さんあたりの小説は読めちゃうから不思議だ。 なんで角田光代なんだろう? あの手の小説ってそもそも男も読むんだろうか?と少し不安になる。 ある種の後ろめたさすら感じる。もちろん、ひとそれぞれの好みの問題なんだろうけど。
でも、よくよく考えてみたら、ぼくはあまり小説家の名前をそもそも知らないのだ。 偶然、読んでみたら面白かったのが、たまたま角田光代だった。 というだけの話なのだと思う。
なんとも不甲斐ないです。
こんな小説・漫画音痴なぼくに、なにかおすすめの本があれば教えてくださいませ。
最近のコメント