世の中、猫も杓子もエコである。
「エコに配慮しています」といえば「いい人」になれるし、「いい会社」でいることができる。 「エコじゃない」といわれれば、それは反社会的なことであり、淘汰されるべき対象となる。
けれどもやっぱり「地球に優しい」ということばが嫌いだ。
「環境」といっても、いったい何のための環境なのかがまずわからない。 本当に地球に優しくあるならば、人類は生存してはいけないのではないか? という思いにかられる。
ホンネはやはり「人類生存のための環境」ではないか。
ならば最初からそう言え、とか思う。
エコポイント制度がスタートした。
冷蔵庫やエアコン、地デジテレビのうち、『統一省エネラベル』が5つ星、または4つ星のものを購入すれば、エコポイントという割引が受けられるという。
さしずめ「エコに配慮したお礼」に、国からご褒美がもらえるといったところだろうか。
しかし本当に「エコに配慮」するならば、冷蔵庫もエアコンも地デジテレビも、「買わないのが一番」なのではないか? どんなに省エネ製品であろうとも、電源をつけちゃえばそれはすでにエコではないのである。
つきつめれば、ほんとうに「エコに配慮」しているひとは、電気代やガス代使用量が限りなくゼロの人だと思う。 クルマも家電も持たず、リサイクル品ばかりを利用しながら暮らしている人こそがエコである。
それってつまり、ホームレスなひとたちのことじゃないか!
エコポイントにしてもやはり、買い替え需要の喚起、つまりは経済効果でしかない。 あいかわらず「エコ」はエコロジーではなく、エコノミーのことをいう。
ならば最初からそう言え、である。
経済活性化自体は、別に悪いことではないのだから。
でなければ、日本で一番エラい人たちは「ホームレスピープル」になってしまう。 あんまりだ。
ペットボトルは実はエコではないし、エコバッグはむしろ廃棄物を増やすだけ。 ゴミ分別は実はエネルギーのムダであり、人件費のムダである。 イラ写の読者なら過去記事でご覧いただいているとおりだ。
「エコは人類の叡智である」、テクノロジーの発展を見ればそれ自体は正しい。 とくに代替エネルギーは、化石燃料依存によるリスクを分散させるという意味でも、ぜったいに必要だ。
それよりぼくが心配なのは、日本人が萎縮してしまっていることだ。
婚活や草食男子というのは、もはやジョークではすまされない。
だいいちこの国の人たちはセックスをしなさすぎる。
2007年に更新された ”Durex World Sex Survey (デュレックス世界セックス調査)” によれば、あいかわらず日本は世界最低レベルである。
世界の年間セックス平均回数
一位 ギリシャ 164回
二位 ブラジル 145回
三位 ロシア 143回
同調査で日本は48回で最下位(世界平均103回)。
しかも、
世界のセックス満足度
一位 ナイジェリア 67%
二位 メキシコ 63%
三位 インド 65%
同調査で日本は15%で最下位。
つまり、日本人のセックスは質も量も人類最低ということになる。
最低だなんてひどい、あんまりである。
はっきり言おう。
この国に必要なのは「エコ」より、むしろ「エロ」なのだ。
つまり、エコだの節約だのと萎縮させることばかりをルール化しないで、もっとエッチがしたくなる要素、つまり「セックスの喚起」を促すことも必要なんじゃないかと思うのだ。
たとえば「セックスの喚起」に貢献しそうなモノやサービス、人物には、その貢献度に応じて『エロポイント』を付与したいもの。 いっぱいありそうです。エロポイントの対象商品やサービスって。
アラブの国に見られるように、「性欲を抑制すれば戦争が起こる」ものだ。 好きな女の子がいれば戦争なんてしたくなくなる。 レイプや不貞な性犯罪は、本来のセックスのよろこびを知らないからなのではないかと思う。
「セックス」の貢献は、世界平和にだって貢献するのだ。
エコよりもエロ
“エコ” プラス1で “エロ”
人類の共存のために、
あなたの今日がエロくありますように。
萎縮より解放、エコよりもエロ。人類に優しくなければ、地球に優しくする意味がないのです。さてあなたなら、何にエロポイントをあたえたいですか?
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