イラ写の文章はできるだけ漢字をつかわないようにしている。個人的にひらかなが好きであることと、文章をやわらかくして読みやすくしたり、たとえ内容が暗くかたくてもやさしくとらえてほしいという思いからである。けれどもひらかなだけだと、同音異義語などでどうしても解釈にまよったり、定義があいまいになる。あえて漢字を使うときはそんなときだ。
ふだんあたりまえのように使う漢字だけど、似て異なるものも多い。わかっているようで、実はわかっていなかったこともある。
思いつくままに紹介してみると・・・
かげ
- 光があたった反対側の暗いぶぶんが「陰」
- 光によって映しだされた形が「影」
こわい
- だれでもこわいものが「恐い」
- 自分だけがこわいものが「怖い」ぼくがカタカナで「コワい」と書くのは後者の意味でつかうことがおおい。
とくちょう
- ほかと比べて目立つところが「特徴」
- かつ、長所でもあるのが「特長」
はね
- 鳥のからだについているのが「羽」
- 鳥から離れているのが「羽根」
まぜる
- まぜても区別がつくのが「交ぜる」
- 溶けるなど区別がなくなるのが「混ぜる」。
まるい
- 球体は「丸い」
- 円形は「円い」
せいさく
- アートなどクリエイティブなものをつくるのが「制作」
- 実用品などをつくるのが「製作」
・・などなど、書き出すととまらない。
なまじ同じ発音だからまぎらわしい。ぼくなんて「とくちょう」を間違って解釈していた時期が実はかなり長くある。デメリットも含めて「特長」などと書いていた記憶があるから。大人でもまちがいやすい漢字は多いもの。だのに、なかなか恥ずかしくて人に聞けないのが大人の特徴。でも知らないでまちがうほうがよっぽど恥ずかしいですよね。
文章を書いているうち、そんなことをしみじみ思ったりします。
おしらせ
じつはなおきん、もうひとつブログをやってます。イラ写にくらべ、どちらかといえばより生活臭のあるお気楽なブログです。そしてぼくの、より本音ベースの内容ともいえます。PC-WEBでは右サイドに「なおきんブログ」という場所でリンクが貼られているんですが、イラ写をスマホでご覧いただいている方にはもうしわけないんですが、リンクそのものがありません。そんなわけで本文でリンクさせていただきました。よろしければどうぞ!
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