「ブログを始めたいから書き方を教えて下さい」
という内容のメールを受信したことがある。たぶん4〜5年前だったと思う。なにしろびっくりしたのを覚えている。なにかしら返信した記憶があるが、記録がない。していなかったのかもしれない。
先日、イラ写がお世話になっている「はてなブログ」で「ブログの書き方2015春」というトピックをみつけた。それで、メールのことを思い出した。返信したつもりの内容は忘れたか、そもそも返信していなかったかもしれないのであらためて書く。
1. テーマを決める
ぼくもあなたも、それほどドラマティックな毎日を送っているわけではない(と思う)。書きたいという気になるのは、まず自分が好きなものであり、関心があるものだ。あるいは疑問に思っていること。好きなものを増やし、関心あるものを増やす。「それで?」「ようするに?」「なるほど!」というひとりごとが自然に出たら、それがテーマです。メモは温かいうちにiPhoneのレコーダーにメモ録。Siriをつかうことも多い。Siriを呼び出し「メモ!」という。「はい、メモを取ります」とSiriが答えるから、内容をしゃべる。という順番だ。音声認識の精度はほんとに高くなった。慣れるとほんとに使いやすい。
2. とにかく書く
Siriにとらせたメモを呼び出す。メモをコピペするか、それを見ながらひたすら書く。経験的に、走りながら考えるほうがうまくいく場合が多い。考えすぎると動けなくなるから。紙に鉛筆でなにか書いてもいいし、最初からキーボードで書き始めてもいい。書いて書いて書きまくる。書いていると身体があったまってくる。血の巡りは指先から脳へ。書いた文章は直したくなる。直しているうちに文章が整ってくる。整ってこないかもしれない。まず15分書く。それから15分かけて直す。さらに30分書く。それから30分かけて削除していく。5分間、目をとじる。クールダウンの時間である。再び目を開けて10分で仕上げる。時間を決めると適度にストレスがかかって前に進みやすいです。タイマーソフトが便利。ちなみにぼくが長年愛用しているのは、このソフト。Mac用だけど。
3. イラストを描く
使用アプリはMacの場合はPhotoshop Elements。いまとなっては、それより使いやすくて高性能なペイントソフトは多い。ぼくもそれなりにトライした。しばらくつかってみて、やっぱりこれに戻ってしまう。ぼくにとっては履きなれたスニーカーのような存在だ。ペンタブレットは、WacomのIntuos。今のモデルは使い始めて7年目になる。
4. 写真を撮って加工する
フォトレタッチはPhotoshopでもやるが、あんがいSnapseedが感覚的で使いやすい。いまでは手放せないほど長年愛用している。以下はiOSアプリだが、Mac用も、Android版ももちろん、ある。これが無料、感無量。ちなみにカメラは長年ソニー製を愛用。キャノンもニコンもオリンパスも試したんだけど、結局ソニーに戻ってしまう。なにしろBionz Xという画像処理エンジンが徹底的に自分好みである。単なる相性なのだろうけど。
5. 最後にモチベーション
ブログを書くにはなんといってもモチベーションが大事だ。誰かにたのまれているわけでも、それがお金になるわけでもない。もちろんお金にしているブロガーも多いが、そうでないぼくは、いただくコメントだけと言ってもいい。ひとつでもあればそれで生きていける。その代わり、アクセスの量はまったく気にしない。いちにち1000もあればじゅうぶん。それよりひとりでも固定の読者がついていて、ささやかなコメントがあればブログは続けられると思う。
なんとなく「ブログの書き方」というより、「ブログを書くツール」みたいな内容になってしまいました。ぜひあなたの「ブログの書き方」も教えて下さいね。
最近のコメント