実を言えば、Twitterがよくわからない。
始めてみて、あらためて思うのは、
ぼくはあまり「つぶやく」ことがあまりないし、
他人のつぶやきに、とりたてて興味がわかない。
リツイートしたりされたりすれば面白いのだろうが
昔チャットにハマったようにはいかない気がする。
ある程度時間が経てば、
Twitter人口も、半減するんじゃないかと思う。
減るけど、なくならない。 使うひとは使う。
利用者はある程度まで減り、それから固定化する。
ブロガー人口が、そうであるように。
さて、
少しまえ「みんなの意見は正しい」
という説が流行ったことがある。
ぼくもそうあるといいな、と思ったものだ。
でも、あらためて深慮すれば
「みんなの意見」というのは、実は危ないのだ。
反対意見を沈黙させ、世論を誘導しやすくする。
そのありようはノエレ・ノイマンが提唱する
「沈黙の螺旋(らせん)」を思わせるものがある。
この「螺旋理論」の原理はナチスにも利用されもした。
少数派は怖れて沈黙し、多数派はますます声がデカくなる。
いわゆる行き過ぎた同調圧力を言い表したものだ。
現代日本の「空気を読め」という風潮もこれにあたる。
むかしならただの「余計なおせっかい」が、
モンスターとなって「こうすべきだ!」と相手を正そうとする。
弱い者いじめをするなと言い、逆に立場の弱い相手を叩く。
これも「みんなの意見は正しい」という幻想が加勢して、
その辺の、ごくふつうのひとたちをモンスター化させるのだ。
やっぱり「みんなの意見は正しくない」のだ。
集合知は「知恵」になりづらく、むしろ
世論誘導する者の「武器」となりやすい。
バイラルマーケティングは、これを商用に利用しただけだ。
WEBやケータイメールでひとは顔を上げなくなっている。
このうえTwitter まではじめちゃえば、ますます
画面ばかり覗くひとが増えちゃうじゃないか、と思う。
それに
「つぶやくのに忙しすぎて仕事も恋もできない」
なんてことにならないか?
・・など、つぶやいてみると
「仕事も恋もTwitterでやるんです」 とのことだった。
イヤだ、そんなの。
20世紀に戻りたい。
上を向いて歩きたい。
GWいかがおすごしですか? ぼくはうっかり寝込んでしまいました。謎の知恵熱です。あなたも注意しましょうね
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