たまに会社で「ひどい顔していますよ」などといわれる。
そういわれてハッとするんだけど、まあ、とにかくひどい顔をしているんだと思う。 そんなときはたいてい心身に余裕がなく、解決し難い問題があったり、時間に追われていたり、なにかしら心に引っかかるものがあったりするのだ。
だけど、さすがにこの歳になるとわりあいふてぶてしくなっちゃうのか、小さなことがそれほど気にならなくなったり、「お互い様だから」と相手をカンタンに許しちゃえるようになる。 深い呼吸ひとつで、見えなかったものが見えてくることもある。
とはいえ「顔色が悪い」というのは、その色によって弱っている部分が違う。 香港に住みはじめたころ、スタッフに「黒っぽい顔をしているからキドニー(腎臓)に注意して」などといわれたりした。 さすがは医食同源のひとたちだ。
こんなふうに顔色の具合を見ては、病院に行ったり、漢方薬を煎じてもらったりするのだ。 (ちなみに香港人男性は日本人男性よりも平均寿命が長い)
顔が黒っぽい ・・・ 「腎」の不調
たいてい疲れがたまっているときです。腎臓の動きが弱っちゃってるから足がむくんだり、腰が痛くなります。白髪が目立つようになったり、女性なら生理不順が起こったりするそうです。
顔が青白い ・・・ 「肝」の不調
顔が青っぽくなるのは肝臓の機能が低下して、汚れた血液が身体を流れているから。深酒、寝不足、ストレスが原因です。
顔が赤っぽい ・・・ 「心」の不調
深酒やストレスが恒常化し生活習慣が乱れているときは顔は赤っぽくなります。 気持ちが悶々としていると心の中にある火の要素が強くなるから。また「腎」の機能が低下し身体をクールダウンしなくなっても、同様に顔が赤っぽくなるそうです。
顔が白くなる ・・・ 「肺」の不調
「美白」とは違うので注意。 むしろ肌が乾燥して発疹がでている状態のことをいいます。原因は「肺」。のどを痛めやすく、風邪をひきやすく、全体的に呼吸機能が低下しているとき。 潤いがないのは生活も同じかもしれませんが。
顔が黄色い ・・・ 「脾・胃」の不調
脾とはつまりリンパのこと。胃腸絹が低下すると栄養吸収が悪くなり、貧血傾向になります。胃がもたれやすくなり、下痢や便秘の症状がでやすいので注意。
顔色によって、まずどこが弱っているのかを知る。
よく「無理をしないで」なんてことをいうけど、じっさいどこをどんなふうにいたわったり、なにをやめればいいのかわからないものだ。 そんなとき、この「顔色バロメーター」を目安にすればいいかもしんない。
どうかお大事にね。
ちなみにいまのぼくは「やや黒っぽい」かんじ。「日焼けしました?」とかいわれます。腎臓が弱っているときはとにかく大目に睡眠をとり、身体を休ませることです。それから『太谿(たいけい)』といわれるくるぶしとアキレス腱の間にあるツボを刺激するといいと聞き、ごりごりしてます。
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