また1台、マックが増えた。これで4台め、
まったくいい加減にしろという感じである。
ノートブックPCの買い替えをきっかけに、わが家にマックがやってきて早2年。 以来、デスクトップPCも、旅先用PCも、ことごとくマックに置き換えてしまった。 今年からは会社に置いてあるパソコンもマックにしたくらいである。
そのうえ、このたびのMacBook Pro 17″。
アップル製品の中でもっともパワフルで大きなノート、画面がとても広くて重さは3kgもある。 持ち歩けなくはないけど、軽快というわけではない。 ひとまず「リビング専用マシーン」ということにした。
▲ MacBook Pro 17″モデル(手前)。Airと比べてもその大きさも速さも歴然、それでいてデザインは統一感が。
ぼくはもともと筋金入りのウインドウズユーザーである。
1991年、Windows 3.0の時代から20年近くもだ。 使用したマシンだってもう数えきれない。 途中マックを使ったりもしたが、あのころのマックは仕事をするにはあまりにも環境が悪すぎた。
なぜ、いまになってマックか?
きっかけはiPhoneを使うようになったこと。 その研ぎすまされた快適な操作感に魅入られたのだ。 iPhoneはこれまでのどのPDAマシン*1より手になじみ、五官に訴えてきた。 小憎らしいほどのセンスと、デバイスとOSが同じメーカーであることの安定感。 こういう、スペックだけでなくちゃんと感性に働きかけてくる「なにか」がアップル製品にはある。 「ユーザー体験」をとても重んじるジョブズ氏の哲学にもあらためて惹かれる。
継ぎ目のない一枚のアルミニウム板を削って作られるMacBookは、シンプルでとてもセクシーだ。 よけいな出っ張りや接合部分がないし、計算しつくされたフォルムであることがよくわかる。 ボディにべたべたと貼られたシールもない(デザイナーのジョナサンアイブ氏は大のシール嫌いでもある)。 ディスプレイはガラス製、クリアで清潔感を保つ。 ガラスがはめ込まれたパッドはクールで摩擦感がなく指のすべりがとてもいい。 ぼくはプラスチックのペコペコ感があまり好きじゃないのだけど、MacBookにはそのような材質をほとんど使っていない。 だから2年使ったいまも、新品のようにキレイなままである。 アルミニウムってこんなに経年劣化がないんですね。 すごい。
▲ MacBookに装備されたランプ類。左は側面にあるバッテリー残量インディケーター(丸いボタンを押し込むことで表示)。右は正面にあるスリープランプ、まるで寝息をたてているかのようにゆっくり点滅します。こういう人間っぽいところがマックらしいですね。
ボディデザインもさることながら、直近のマックOSの安定感がすばらしい。
Windowsはそうではなかった。 長く使っていると遅くなったり、デフラグ(ハードディスク最適化)だのウイルスチェックだのシグネチャーファイルのアップデートだのと、いちいち作業を中断しなくてはならなかった。 よけいなデスクトップツールで集中力をそがれることもしばしばだ。
マックはおおむねその心配がない。
スワイプの概念を取り入れたトラックパッドは、iPhone、iPadとも共通して、とても直感的で操作しやすい。 MacBookですっかりトラックパッドの虜になったぼくは、デスクトップ用にもトラックパッドを使い始めた。 指の本数で違うコマンドを出せるからマウスに比べて仕事が格段に速いし、なにしろ疲れなくなった。 いいとこずくめである。 あと同じPhotoshopやPowerPointを使っていても、Windowsよりマックでのほうが明らかにクオリティが上がる気がする。 アプリケーション自体の機能はまったく同じなのに。
▲ 発売されたばかりのトラックパッド。Bluetooth無線なので取り回しがいいし、ワイヤレスキーボードと併用することを想定したデザインになっている
ぼくのまわりにはマックユーザーはまだ少ない。
けれど、自己啓発セミナーや六本木ヒルズライブラリに参加してみると、そこにいるビジネスマンのほとんどはマックを使っていたりする。 名刺交換しながら雑談していると「さいきんマックに変えまして」などと言われる同年輩の経営者も少なくない。
かつてのマックユーザーはTシャツにジーパンというスタイル。
それがいま、ぼちぼちスーツ姿のビジネスマンにも浸透しているようだ。 セキュリティ面もある意味Windowsより堅牢だし、GoogleやEvernote、Dropboxなどのクラウドサービスを活用すればOSの違いという垣根はなくなる。 会社ではWindows、家ではマック、間を取り持つiPhoneとiPad、という使い方が主流になりつつあるのかもしれない。
そんなわけで巷はシルバーウイークまっ盛り。
自宅ではシルバーボディのマックが所狭しところがり、
こちらもシルバーづくめである。
▲ ずらりと並んだわが家マック。左上がMacBook(Windows7マシン)、右上がiPad、右下がMacBook Air、左下がMacBook 17″
それからちびきちもシルバーでした。 わん。
▲ 多摩川の河川敷で日なたぼっこ。ややばててます
ここのところお気に入りのパソコングッズ
■ ロジクール Cooling Pad N100
▲ ひざの上でノートPCを操作していると放射熱が不快。 おまけにパソコンにとってもよくないです。 そこでこのクーリングパッド。 パソコンのUSBポートを通じて電源を供給してファンを回しパソコン下部とひざ上を冷やします。デザインもいいし値段も安かったです。■ SONY エレクトレットコンデンサーマイクロホン ECM-PC50
▲ ポッドキャスト番組用の収録に使っています。小さいけれど高性能。 パソコンの内蔵マイクにありがちなサーッという音もしません。付属のクリップで衣料にも装着できます。
ただアップルは1年ごとにモデルチェンジしてくるので、買うタイミングを間違うとちょっとイタイです。ぼくはiPhone4は見送ることにしました。次のモデルに期待します。
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