Appleによる映画レンタル・販売が開始されたという。
まずは、iPhoneとiPadで視聴が可能のようで、HDクオリティの映画を買えば2500円、レンタルなら500円とのこと。 旧作であれば200円から借りれるようなので、TUTAYAあたりのレンタル料並というべきか。
Appleのサイトによると、ダウンロードされた映画は30日以内に視聴すればよく、いったん観始めたら48時間以内、何度でも視聴が可能とのこと。 視聴期間が過ぎると自動的に消えてしまうんだそうだけど、どんなふうに消えちゃうんだろう?
アメリカで先行されていたこのサービス、日本ではまず1000本のタイトルで開始され、次第に増えていくとのこと。 品揃えはともかく、音楽でやったことをこんどは映画でやってしまうこのAppleの勢いはどうだ。 同じことは多くの会社が昔から取り組んでいたが、どれもぱっとしないまますたれていったり廃止されたりした。 それをAppleは利用者にとてもわかり易く始め、普及させてしまう。 そして気がつけば業界が一変しているのだ。 Googleも同様のことを始めている。 今世紀初め、映画レンタルをめぐってAppleとGoogleが正面対決するなどと、誰が想像しただろう?
さてぼくは密かにこのサービスを楽しみにしているのだけど、実用性についてはおそらく賛否両論だろう。 そもそも普通の人は自宅でiPhoneやiPadの画面で映画を観たいと思うだろうか。 音楽とは違い、映画はずっと画面を見続くちゃならない。 目だって疲れるだろうし、姿勢もだるくなる。 集中力だって散漫になるにちがいない。
映画はやっぱり映画館で観ないとね!
なんてことを言ってはばからないぼくである。 DVDを借りてみることもほとんどないくらいだ。 DVDがイヤなのは返すのが面倒だからである。 返し忘れて、延滞料金が何千円もかかったこともある。 アクトビラなどのオンデマンドTVも、あのもったりした操作感がイヤで一度しか利用したことがない。
そんなぼくも、国際線の機内では映画くらい観る。 それもしっかり観る。 ちゃんとストーリーも記憶によく残る。 「移動中」という行動が制限された場所でなら、高画質とは決して言えないあんなちっぽけな画面でもしっかり観てしまうものなのだろう。
iPadでそういうコトができればいいなあと思う。
いや、iPhoneでもいい。 iPhone 3GSからiPhone 4になって格段に画質が上がったのも、HD映画鑑賞を見込んでのことなのだろう。 よく考えられている。 次回、2時間以上飛行機や新幹線に乗るときにはiPadを忘れずに持って行こうと思う。
▲ iPadで映画を視聴「ながら見」しているところ
▲ iPhoneで映画を視聴「ながら見 on ながら見」しているところ
▲ 実際にダウンロードしてみると、なんと150分(2時間半)もかかるという。サーバー混みすぎ!
映画はやっぱり、買ったばかりの大型テレビで!
なんてひとには、たった今発売された “Apple TV” が便利だ。 ぼくもさっそくApple Storeで購入。 使うかどうかわからないけど、あればあったでなかなか楽しそうだ。 iTune Storeでレンタルする映画だけじゃなく、撮り溜めしてある写真をスクリーンショーで見たり、iPhoneやデジカメで録画したムービーも、テレビに高画質で再生できるのもいい。 パソコンでちまちま見るより、ソファにどっかり座って大型テレビで堂々と観たい気もする。 大きさもiPhoneよりちょっと大きいくらいだから、友人宅へ遊びに行ったときに持ち込んで、みんなで観ても楽しそうだ。
これを機会にiMovieで映画作りにチャレンジしてみようかと思う。 描いたイラストを実写合成させたショートムービーとか作ってみたい。
足りない時間とセンスは、やる気が作りだすことを信じたい。
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