脂肪税なんてものが導入されるときいてドキッとした。
太った人から税金をむしりとるのかな?と思ったら
動物性脂肪を含む食品のほうに課税されるんだそうだ。
日本ではない。デンマークのことである。
きっかけは平均寿命。
デンマーク人のそれは79歳で、他の西欧諸国より短い。
肥満や糖尿病、心血管疾患などが死期を早めてるという。
脂肪摂取を控えさせれば、こうした病気も減るというわけだ。
体に良くないものに課税するのはタバコ税や酒税と同じ道理だけど
なんとなく独善的な匂いがしないでもない。
ちょっと調べればわかるように
デンマーク人の肥満人口は10%程度。
他の西欧諸国平均15%よりずっと低い。
米国の31%に比べれば、もう夢のようである。
平均寿命が短い悪因を「肥満」のせいにしちゃうのは
その意味で、ちょっと乱暴なんじゃないかと思う。
▲ 各国の肥満率一覧 世界でひんしゅくを買っているギリシャ人も22%でデブ国だ
ましてやデンマークはご存知、酪農王国。
美味しくて質のいい豚肉や乳製品が名物だ。
さらに課税しちゃっていいんだろうかという気もする。
たしかに同国も経済状況は悪化の一途であり
財政再建に取り組まなくちゃならないのはわかる。
ここはひとつムチよりもアメ作戦はどうだろう?
体脂肪率1%減少につき、0.1%の所得税の免除。
医療費削減で大いに貢献するかもしれない。
いや、やっぱりムチだろう。
というのなら脂肪税、というよりは肥満税。
やっぱり太っている人からむしりとる方法だ。
まあ、これはデンマークよりも米国ですべきだろうけど。
ちなみに日本人の肥満率は3%。
世界の人達はぜひ見習って欲しい。
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