しばらく飲み会続きですみません。
こんかいは、久しぶりの書き下ろし。です。
飲みながらだけど、しみじみ思う。
気がつけば20年以上、ITで飯を食ってきた。
転職したのも、起業したのも、声をかけられたのも、
それがきっかけだったなあ、と。
IT商品を売る、ITを使って商品を売る、
IT商品を作る、ITを使って商品を作る、
ITで仕事をする、ITで仕事を得る。
いまやITはどんなシーンにも登場する。
いわゆる「ITなひと」の定義は広く深い。
ぼくのいう20年間は、部署も会社も仕事も商品も
「IT」というサブタイトルがついていた。
もうこれなくしては存在価値がないっ、てほどに。
ITはタテにもヨコにも普遍的だからどんな業種でもどんな国でも等しく必要とされ、ムダがない。ぼく自身、ドイツで覚えたことがイギリスと香港で使え、香港で学習したことが日本で活かせた。だが、ITそのものは実に移ろいやすくて、頼りがいがない。ぜんぜんアテにならない。こういっちゃなんだけど資格もあまり意味がない。資格で選ばれた人は、あとで泣くハメになることが多い。
そもそも語源は information と technology 。どちらも陳腐化しやすい。だけど、ゆえに価値がある。生まれ変わるごとに。大事なことは、それ(IT)を使ってどんな目的を達成するか。その目的にどれほどの「価値」があるかだ。
世の中には「よいIT」と「わるいIT」がある。
要領の悪いぼくも、それくらいはわかる。
経験を通じ、汗をかきながら学んだもんです。
バカはバカなりに。
よいITは人を幸せにするが、わるいITは人を不幸にする。
パソコンもケータイなどのハードウエアがそうだし、オフィスやSNS、メールなどのソフトウエアがそうだ。肝心なのはなにが重要なことで、なにがそうでないか。「わるいIT」とどう距離をおき、いかに「よいIT」と共存していくか。
ITが使えるからエラいんじゃない。
「よいIT」とつきあう分別があるからエラいのだ。
と定義すれば、ぼくはまだまだですね。
がんばろっと。明日からだけど。
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