日本航空と全日空の国際線航空運賃から、2016年4月1日より燃油サーチャージがなくなった。2009年秋ごろだったと記憶するから、実に6年半ぶりである。「安い」と思って予約しようとすれば、あとでサーチャージが加えられ「安くないじゃないか」とがっかりすること限りなし。「はじめから込み料金にしろよ!」と憤慨するのは消費税も同じ。どうして税を価格とわけて表示する必要があるのか、つくづく日本のシステムはめんどくさい。
LCCなどははじめから燃油サーチャージなど加算していなかったが、大手航空会社がこぞってなくしたことをきっかけに、航空運賃全体が下がったようだ。原油価格は先月から上がりかけたが、イランが増産したことにより再び下がりはじめた。ここしばらくは航空運賃は安いまま推移しそうである。以下はSkyscannerを使ってチェックした成田または羽田発着の国際航空運賃(すべて往復エコノミー)【as of April 5, 2016】
▼ 近隣諸国はほとんど国内旅行並み、いやもっと格安かも?
▼ アメリカ、豪州、ヨーロッパ便は4万円台から!
▼ 中南米便がなんと8万円台!かつて見たことない価格!
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そんな追い風に乗ってどこまでも飛んでいきたくなる。
2009年秋、はじめてiPadを手にしたとき、これは「旅用デバイス」だと直感した。ではさっそく直近のロシア旅行へ持ちだしたかといえば、そうならず、結局ノートPCとWacomタブレットの出番となった。旅先ではイラストを描く以外に、筆談(絵談?)で現地の人と会話するのに必要だ。当時のiPadではイラストを描くには感度は弱くスタイラスペンがしょぼすぎたし、テキストをタイプするにはiOSの日本語候補が実用に耐えなかった。
その後、テキスト入力についてはワイヤレスキーボードと、ATOK version 1.5が解決してくれた。ちなみにiPad で使用しているのはMagic Keyboard 。自宅ではiMac で使用し、外出先ではiPad につないでと、併用している。ATOKも初期のiOS版は使えたもんじゃなかった(それでもiOS標準よりはマシだ)けど、現バージョンになってからは快適に使えるようになった。
イラスト描きはApple Pencil によって劇的に改善した。iPad Proそのものより、Apple Pencilの存在が個人的にはありがたい。これまで実に多くのスタイラスペンを買い求めたが、「これじゃない!」とまた別のペンに買い換えていたのだ。Apple Pencil と対応アプリのおかげで、スタイラスペン・ジプシーもようやく終わりを遂げた。弘法は筆を選ばないかもしれないが、シロウトは筆を選ぶのである。
モバイル三種の神器、Mac book Air、iPad、iPhoneのうち、旅の友にどれかひとつだけ選べと言われれば、迷わずiPadにする。他の2つはiPadの機能を兼ねないが、iPadはどちらも兼ねて余りあるからだ。
2015年にリリースされたiPad Pro 12.9インチは衝撃的だったが、実際に旅先では重いしデカイはで、いささかとりまわしに苦労した。その点、こんどの9.7インチは従来サイズで、手にとても馴染む。やっぱり9.7インチというのは、それなりに考えられたサイズだったのだ。カメラも高性能化したし、ひと回り小さい割には音がいい。撮った動画の美しさが圧巻で、映画の音が立体的になった。どのタブレットより、iPad Pro 9.7は旅に向いている。書籍、地図、音楽・DVDプレイヤー、カメラ、パソコンの機能を1枚に凝縮された1枚。少しでも荷物を減らしたい旅に最適である。
もちろん、Wi-fi + セルラーを選びたい。内蔵型Apple SIMは、旅先ですぐに格安キャリアに接続できる。更に安い、現地入手のSIMが使えるのもこれまで通りだ。セキュリティ上の観点からも、フリーWi-fiよりキャリアネットワークのほうが安心である。
▲ Magic Keyboard をiMacと併用、Apple Pencil はラバーグリップ(3つで100円)を装着して使用
▲ 薄さと軽さを堪能したいので、あえてケースを使わず、吸盤型スタンドを使用(どこで買ったか忘れた)
▲ 吸盤型スタンドは便利、スタンド部分をくるりと回し、タテ・ヨコどちらも使えます
▲ 角度は自在に固定できます、床に置いてヨガとストレッチの動画をみながらトレーニング中
▲ 輪っかの部分を手に持っても,壁にかけてもよし. 壁掛け音楽プレーヤー
▲ アプリは直感的で使いやすい “Sketches Pro” を使用しています.
↓アプリはこちらからダウンロード(無料版)
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ネットが便利すぎて、そこから得られる情報だけでアタマがいっぱいになる。Google を使って調べればたいていのことがわかるから、居ながらにして行ったつもりになる。いくらチケットが安くなったとはいえ、お金はかかるし時間もかかる。そのうちテロのニュースなども入ってきて、やっぱり「海外はキケンだ」ということになる。
アタマだけで考えれば不安になり、行動できなくなる。頭でっかちな人や組織というのは「やらない」ことへのエクスキューズが惚れ惚れするほど上手い。だが不感症への第一歩だ。ぼくにもそういう時期があった。あなたにも気づいて欲しい。長寿になったとはいえ、人生わずか3万日。自らの不安に縮こまっている時間はない。
アタマにかまわず行動する。
行ってみないとわからないことだらけだから。