体重計にのり、量りをみる。
67.8kgというこれまでみたことのない数字におどろき、腹部の張り具合にもっとおどろく。なんのとりえもない自分。唯一お腹が出ていないことだけが心の支えだった。へそ周りを巻き尺で測ると81cm。メタボまであと4cmしかなくなった。ついに来るべき時が来たという感じだ。
カシミアのマフラーとどっちにするか迷い、結局ワンダーコアを買った。おなじみの腹筋マシーン。部屋のまんなかに粗大ごみ。ジャマでしょうがないが、今回ばかりは気合が違う。自分を追い込むためリビングに置きっぱなしにしようと思う。走り回るちびきちには申し訳ないけど。
▲ 「倒れるだけで効く」と評判の腹筋マシーン Wonder Core
▲ 折りたたんでもかさばるのが難点
▲ いらないやい、こんなもの!
オジサンなんだからお腹くらい出てもいいじゃないかと思う。好きなモノを好きなだけ食べなくてなにが人生だとも。その一方で、そのことが好きなモノを好きなだけ食べれなくさせる元凶になる。なかなかうまくいかない。ただでさえこの季節、食べ物が美味しいし、暴飲暴食のシーズン到来なのに。
試しに腹式呼吸をしてみる。
息を吐ききったとき、お腹がぺちゃんこにならなくなった。脂肪がジャマしているのはあきらかだが、横隔膜が大きく上下していないからでもある。これを良いことに内蔵脂肪がますますつく。見かけ以上に、こっちが問題である。カラダが疲れやすくなり、姿勢が悪くなる。免疫力が減り、病気にかかりやすくなる。
ふだん意識されないけど、呼吸は意外と筋肉を使う。お腹が出ている人はたいてい吸気ばかりに筋肉を使い、吐くときの筋肉が緩んでいることが多い。吸った空気はただ排出されるだけで、腹筋はろくに働いていない。そのままほおっておけば「これ、使わないのね」と、本来筋肉がある場所に内臓がぼろんとそこに居座る。下腹部ポッコリのほとんどの原因がこれだ。
じつはお腹を凹ますだけなら、呼吸を意識するだけでなんとかなる。下の呼吸筋のストレッチを続けていれば、いつのまにか腹が締まってくるものだ。いつしかぼくはこれをサボってしまい、腹筋が退化してしまっていた。疲れやすくなった原因はこれか、とようやく思い当たる。へそ周りは適度に測ってみるものである。
呼吸ストレッチ その1
▲ 吐くときは一旦停止して空気を出しきること
呼吸ストレッチ その2
▲ チューブを絞り切るイメージで
ワンダーコアを目につくところに置き、2日に一度、10分くらいつかう。腹筋の筋肉痛がバキバキである。呼吸筋のストレッチとも相まって、お腹が一気に凹む感じがする。クランチは苦手だけど、これなら続けられそうである。
お腹まわりが気になるひと。
ワンダーコアは好みとして、呼吸筋のストレッチはもれなくおすすめです。
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