日本にカレーが伝わったのは明治時代。イギリスからもたらされた。
イギリス海軍の糧食で使われていた「カレー粉入りビーフシチュー」が元祖といわれる。これにさらに小麦粉を入れてとろみを出し、ご飯にかけたのが日本人。当時、日本帝国海軍はイギリスをお手本にしていたが、長い航海上でも日持ちするイギリス海軍式カレーをもよい手本にしたのだろう。1904年の日露戦争時には、すでにカレーライスは定番メニューであった。兵士たちの栄養バランスを考え、牛乳がこれに添えられた。相当なぜいたく品であったにちがいない。
▲ 日露戦争で活躍した連合艦隊旗艦『三島』の30センチ砲。冒頭の写真も。
カレーは部隊ごと、各艦艇ごとに作られる。対抗意識も出るから、よりうまいカレーをと調理員は腕によりをかける。護衛艦は大型冷凍貯蔵設備を有し、食材は一般の洋食店と同等の鮮度が維持されている。海上自衛隊カレーは、味や香りが非常に良くコクがあり、ボリュームもある。人によっては、「一般の洋食屋のカレーよりおいしい」と言う。【Wikipediaより】
▲ 横須賀港で整備中の海上自衛隊潜水艦
▲ 退役し会場に係留されたままスクラップを待つ潜水艦
どうして日本のカレーはインドのそれとちがうのだろう?答えはこれを伝えたイギリス海軍でアレンジされたものだったからである。クリームシチューが日持ちしなかったので、代わりに植民地インドの香辛料を使ってシチューをこしらえてみたら美味かった。栄養もあった。汁かけご飯が大好きな日本人のテイストにもピッタリだった。というわけである。
今日の拾いもの
潜水艦部隊カレー
そのレシピを忠実に再現した「潜水艦部隊カレー」を横須賀で入手し、さっそくいただきました。いわれるだけあって、深みのある濃さと豊穣な甘みがあります。レシピによれば肉は3種類(牛肉、豚肉、鶏肉)が一度に入り、いつもの野菜のほか、はちみつ、バナナ、リンゴも。これに牛乳やヨーグルト、焼肉のタレまではいってる。「なにもかもいれてみました」的な男のカレーですね。一人前、570円。発売されたばかりのようです。
▲ 濃厚な味、芳醇な甘み、3種の肉、フルーツ、トマトもはいってる
あなたのおうちでもどうぞ。レシピはここです。↓
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