ちびきちについて少し書く。
犬種はトイ・プードル。色はシルバーグレイ。白とグレイのツートンカラーである。父親が白、母親がグレイなのをそのまま受け継いだようだ。体重は2.5kg。15”ノートパソコンなみ。2008年6月24日、広島県生まれ。たまたま帰省中に従兄弟がブリーダーから買った子犬を見て、落雷が落ちたかのようにぼくも衝動的に欲しくなり、さっそくその日のうちに島根県との県境まで車を走らせ、ブリーダーに見せてもらった。生まれてまだ2ヶ月にならない子犬は抱きあげると、小さな目でしっかりぼくを見つめ、ピンク色の舌を出してぺろっと頬をなめた。まちがいなく運命の出会いだったと思う。ブリーダーは8万円のところを7万円にしてくれた。運命のわりに安かった。
シルバーグレイは当時にしてはめずらしい色だった。他のトイプードル同様、活発で遊び好き。むしろ飼主同様というべきかもしれない。うさぎかと思うくらい、バネのように軽やかに動く。飼主もうさぎ年である。
プードルはフランス出身(祖先は中央アジア)。牧畜に携わっていたそうだ。名称の由来はドイツ語の”pfudel (プデル=水がはねる)” というだけに、水辺のカモ狩りに回収犬として用いられてきた歴史がある。
そのDNAだろうか、フリスビーで遊ぶのが大好きだ。ちびきちにとってフリスビーは、翔びたとうとするカモなのだろう。空中のフリスビーの動きを計算に入れ、到達点まで猛ダッシュし、到達点をとらえジャンプする。空中でキャッチ。どんな体制でもたてなおし、四肢を使って着地する。だれに教わったわけでもなく、ただDNAのなせる技なのだ。すごいなあ、と思う。
トイプードルの寿命は12年〜14年といわれる。ちびきちは今年7つになる。いよいよ曲がり角である。いつまでこうして飛んだり跳ねたりしながら遊べるのだろう?と考えると、いまから辛いものがある。
きまって週末、同じ場所で、トイプードルとフリスビーで遊ぶおじさんがめずらしいのか、たまにギャラリーが集まることがある。ちびきちはなぜか、子どもと太った人に吠えるくせがあるので、ギャラリーの中にそういった人がいるとやっかいだ。
これもDNAの仕業だろうか、いやトラウマか? 初めて行った病院の看護師さんはマツコ・デラックスさながらの巨体であった。
■ 撮影したカメラ SONY α7
焦点が合うまでの時間がとても短いので、速い動きをしっかりとらえてくれます。ペットを撮るにはとてもいいカメラです。
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