香港といえば、赤である。
昨夜の酒が少しだけ残った頭を抱え、まだまどろむ休日の朝の香港をそぞろ歩いてみた。
モノクロの風景。そこに朱がはいる。
1年半ぶりに訪れてみたが、何が変わり、変わらないのか、本当にわかりやすい街だとあらためて思う。ビビットで、意外と深い。
二階建ての市電。歩くより早い、程度だけど、ひょいと乗ってひょいと降りる。そんな細長い乗り物。
毎朝、ここを歩いて出社。していたのはもう10年以上も前、住む場所も働く場所も変わり、それでもたまに飲みにきていた場所。
SOHOにあるヨークシャー・プディング。この辺りでブランチをとるのは西洋人。休日の朝は迎え酒も。
ビクトリアピークのカフェは、景色を眺めながらゆったりできるが、ここはその支店。頂上まではまだまだ距離はあるが、わざと挫折し、人生は下り坂。景色だって良くない。
昔の映画にも登場したバー。以前この近くに住んでいた頃は、朝食でお世話になった。
不動産の張り紙。同じ広さなら倍の値段。ここ数年香港の不動産は上がり続けている。大陸からの豊富なマネーによって。
縁起物を燃やす。厄除けに燃やす。
関羽が祀られるお寺。煙い。
ここだけ例外、夜の香港。
新名所、地上490mのICCビル。その最上階にあるバーからの眺め。世界で二番目に高層にあるオゾンという店(一位はドバイにあるバージュカリファ)。そこの滅多に空かない窓際の席でウイスキーを飲む。1月でも20度ある香港だけど、ここは寒い。なんとオープンエアである。風があたり、近くを飛ぶヘリの音が大きい。ここからバンジージャンプしろと言われたら、と想像し、また少し寒くなる。「もうすぐ旧正月」な、ど派手なネオンサインも香港らしい。
香港のアップルストア
どの国の、どの都市のアップルストアも同じものが売られているのに、なぜつい、立ち寄ってしまうのだろう。そして、買ってしまうのだろう?不思議だ。
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