スマホが普及するにつれ、
デジタルカメラが売れなくなっているのだそうだ。
そんな時勢をものともせず、今年ぼくは、ひとりデジカメブームである。コンパクトデジカメや一眼レフなど3台、買った。早起きが習慣になることで浮いた飲み代やタクシー代をこっちに使ったという感じだ。どっちが日本経済のためになるんだろう?
安くなったとはいえ、年に3台もカメラを増やす必要がどこにあるのか?
ない。ぜんぜんない。
ただの浪費である。
まるでまちがった恋でもしたかのように、一目惚れし、欲しくなるのだ。ぼくはモノを買うとき、あまり迷わない。たいして他と比べないし、スペックもろくに調べない。パッと見てピンときたら110番、いや レジへ直行である。そんなぼくを見て「買い物はいろいろと調べたり見比べたりするからいいんじゃないか」という人がいる。そうだねとぼくも認める。でも相変わらずパッと見てピンときたら買っている。「ちょっと違うかな」とあとで思っても、あまり後悔しない。このあたりも恋とおんなじである。惚れたもの負けである。
今年最後に買ったカメラは、SONYのNEX-5Rというミラーレス一眼レフだ。すでに持っているNEX-5の後継機種だ。もともとフルサイズの一眼レフに比べてコンパクトなミラーレス型だが、このカメラはさらにコンパクトである。なにごともかさばるのが好きじゃないぼくにはぴったりである。
前モデルより標準レンズが薄めで、本体のコンパクトさと相まってコンパクトデジカメなみにかさばらない。色はシルバーにした。どうも飼い始めた犬がグレーということもあるのか、家の中にグレーやシルバーが増えた気がする。
▲ SONY NEX 5R 【2012年11月発売モデル】
▲ チルト可動式液晶モニターでローアングルから自分撮りまで
このカメラ、Wi-fiが標準装備されていて撮った写真を無線でiPhoneやPCへ転送することができる。それから離れたところからiPhoneやiPadでカメラのシャッターを押せる。撮ったらすぐにiPadのレタッチアプリで加工修正できるのでラクだ。
▲ iPhoneでカメラをリモート操作しているところ
ぼくの場合、iPhoneなどスマホのカメラは、撮るというよりは見かけたものを「記録する」といった行為に近い。デジタルカメラは、被写体めざして「見る」という意識が強くなる。「わざわざ持って来たんだから」と、その役目を果たさせようとするからかもしれない。写真を撮るのは旅先であることが多いが、なんでも見てやろうという意識の強さがそうさせるのだろう。ちゃんと見れているかどうかは、またべつの話だけど。
それにしても人はなぜ写真を撮ろうとするのだろう。なぜそれを人に見せようとするのだろう。ぼくは他人が撮った写真も好きで、よく見ている。時間があれば、半日くらいひたすら見ていることもある。雑誌ならナショナルジオグラフィック。アプリなら『500px』が面白い、スライドショーで流しながらぼうっと見る。
▲ 突然、ウルトラマン登場
▲ スペシウム光線っ
くだらないですね。
それではどなたさまも
メリー・クリスマス。
つづく・・
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