ここ最近目が悪くなった
と感じるのはなにもあなただけではないと思う。たぶん、世界中のみんながそうだ。昼でも星が見えるといわれるあのモンゴル人ですら、このごろはメガネ人口が増えたっていうくらいだから。
理由はパソコンかもしれない。
それからケータイ、スマホ、ゲーム機の普及がある。理由に事欠かない。メール、ツイッター、ネットゲーム・・、しかもいちいち使用時間が長い。
いまでは「公害」をもじって「光害」などとも呼ばれるそうだ。そりゃまあテレビが普及する前まで人類は、光を放つものを直接見ることなんてなかった。光が照らすものを見ていたのだ。それがどうだろう。いまじゃ下手すると1日8時間以上、直接光を見ていたりもする。
これが目に悪くないわけがない。
大量の人工光はなにしろ脳に悪い。人間が本来持つ集中力や記憶力、想像力や自律神経などがおかしくなっているは、目から入るこの人工光によるともいわれる。とくに子供たちへの影響が深刻だ。
考えてみれば、目にとってみれば集中力は現在視力だ。ならば記憶力は過去視力、想像力は未来視力である。気が散る。忘れやすい。想像できない。視力が落ちるというのは、単に目が悪くなるだけではすまないのだ。
光害はまた、身体を疲れさせやすくさせ、免疫力も低下させる。慢性疲労からうつ病にだってなりかねない。うつ病の大量発生とパソコンの普及。同じ成長曲線を描いているのは偶然ではない。
いまや日本人口の90%が近視(視力1.0以下)である。しかも子供の半分以上が、視力0.1以下の強度近視というからオソロシイ。近視はほぼ遺伝する。親世代は、20〜30年かけて強度近視に至るが、その子供たちは10年で強度近視に至る。遺伝はあなどれない。
近視や乱視はれっきとした病気である。自然現象ではない。保険もおりる。急激に増えている緑内障や白内障、網膜剥離は近視を放置したことの合併症。失明の原因の第一位は緑内障だが、予備も含めずいぶん増えているんだそうだ。
情報のほとんどは「目」で得る。失明は恐怖だ。
目を悪くする原因はほかにもある。
まずなんといっても姿勢だ。姿勢が悪い人はおおむね疲れやすいが、脳も疲れやすい。その前に目が疲れているからである。続いてコンタクトレンズ(とくにソフト)。ストレスやエアコンによるドライアイ。
女性なら化粧も心配である。
メヂカラ、メザイクなどと目を強調するためのメイク。技術もすごいがコスメの種類もすごい。ドライアイを防いでいるのは涙に含まれる油分。これはまつ毛のつけ根部分にある「マイボーム腺」から分泌されるのだけど、化粧カスでその線が詰まっちゃうんである。そのうえソフトコンタクトが装着されているとあっては、目が乾かないほうがおかしい。ぼくもかつてパンカーだったころ目のまわりにシャドーを塗りまくっていたが、目がぱさついてしょうがなかった。おまけにハードコンタクト。目の表面が乾いて、すぐにとれていたもんである。
ありがたいことに視力は回復する。
深刻な人は最寄りの「視力回復センター」の門をたたくことだけど、セルフケアの手もある。必要なことは3つ。
1.目に良いものを摂取する
2.目を適度に休める
3.眼の筋肉を鍛え、ほぐす。
■ 目に良いもの(その1)「アントシアニン」
ようするにブルーベリーのサプリメントです。安物はダメ。定価で3000円以上のものを選びましょう。北欧産の野生種を原料としたもの。視力回復には1日ぶんで400mgのアントシアニンが必須です。ちなみに生ブルーベリーでは効果がないとのこと。残念ですね。サプリでアントシアニンをとりましょう。これといっしょにタンパク質をとることで、なんとコラーゲンが生成されます。お肌もツルツル、関節にもいいってことで一石三鳥?
■ 目に良いもの(その2)「イチョウ葉エキス」
むかし「涙は心の汗だ」なんて歌がありましたが、どちらかといえば涙は透明な血液です。血の汚れた人は涙も汚れています。思わず人間性が疑われちゃいそうですが、血をキレイにするにはイチョウ葉エキスが効果的。血がキレイな人は血管がキレイ。だから血の循環が必要な脳や目にすごくいい。血がキレイになると体質だって変わります。アトピーが治ったり花粉症がなくなったりする人も。すごいですね。グッジョブ、イチョウ葉エキス。おかげで血液サラサラ、デトックス。
■ 目を休ませる「あずきのチカラ」
目が疲れると、血の循環が悪くなります。見るのをやめ、あたため保湿してあげましょう。両手をこすりあわせ、目にあてるのもいいですね。いろいろ試した結果、ぼくのお気に入りは『あずきのチカラ』という蒸気温熱ピロー。生地の中に小豆が入っていて電子レンジで温めて使用します。なんども使えるから使い捨てタイプより経済的で、適度な重みがあるからズレにくい。ベッドに入ってこれを目の上に乗せるとたちまち眠ってしまうほどの気持ちよさです。
■ 目を鍛える(その1)「ピンホールアイマスク」
アイマスクに小さな穴が左右5つ空いています。これをつけ、交互に5つのピンホールを通じて見ることで目をトレーニングします。ぼくはまだ始めたばかりだけど、10分もやればかなりすっきりします。老眼防止にもいいので、どうかいまのうちに・・。『ピンホールアイマスク』
■ 目を鍛える(その2)「マジカルアイ」
ある画像をじっと見ていると立体にみえるというアレです。たまたまコンビニの雑誌コーナーで『どんどん目が良くなるマジカル・アイ ベスト版』という本を見つけ、毎日3分間眺めています。最初なれるまでちょっと時間がかかるかもしんないけど、立体に見えたときはちょっとした感動が味わえます。ぱあーっと明るくなる感じ。これで視力が良くなるなら苦労はないですね。眼球の毛様体筋が鍛えられ、水晶体の厚みを調整する機能が復活しちゃうんだとか。パソコンでもみられます
これも参考にどうぞ
「図解!視力回復トレーニング」
いつまでもあると思うな目と生命。
日頃のケアが、あとでじわじわ効きます。
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