そのとき、どんな風がふいていたか
どんなにおいがしていたか
いまでもはっきり想いだすことができる
なにか、しっぽのつけ根あたりに
びびっと電気がはしったようなかんじ
ああ、ボクはきっと
あのこのことが好きになったんだ
でも、ほかの子が気になったり
気持ちがすれちがうこともあるけど
そんなこともぜんぶ、うけとめてくれる
そんなあの子が、大好きなんだ
世界がとてもいい具合に見えるのは
そんなときさ
ときどき人間たちは世をなげいてみせるけど
たぶんそのひとは
大好きな人がいないんだね
世界は好きな誰かがいるか、いないか
それだけでよかったり、わるかったりする
ボクにはそれがわかった気がしたんだ
そんなことを思いながら過ごしたよ
2011年の年の暮れの
これが、ボクのくつした
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