2011年も早5ヶ月が過ぎようとしている。早いものだ。
思えば21世紀になって、もう10年も経っているのだなあ。
「じたばたするなよ。せいきまつがくるぜ」なんて
シブがき隊が歌っていたのが、ついこないだのことのようだ。
だのに世紀末どころか、世紀を超えてだいぶたつ。
それにしても、と思う。
100年に一度しかめぐり合えない貴重な体験を
させてもらったわりには、なにかひとつインパクトに欠ける。
全人類的なイベントだというのにだ。
「あれから変わった」と確信できるような大きな変化が、
なにかひとつくらい自分にはなかったのか?
うーん、
としばし悩んで、思いついた。
パンツだ。そういえば、パンツが変わった。
2001年、それまでビキニだったパンツがボクサーショーツへ。
きっかけは忘れた。たぶんプレゼントか何かでもらったのだ。
パンツを人にプレゼントするなんて、なんてステキなことだろう。
パンツ、それは時代と共にある。
70年代、ぼくにとってはブリーフの時代であった。
いわゆる童貞パンツの白のブリーフ。
ブランドはもちろんBVDである。
80年代、やがてトランクスの時代がやってくる。
風通しはよかったが、どこか落ち着かないトランクス。
しかもたまに横からはみ出る。はみ出し者だ。
まるであのころの自分を見るかのようだ。
90年代にはいると、ビキニがやってきた。
もらいものだ。「いらないから」と義弟がくれたのだ。
はいてみると、なんだかヒロミGOの気分になれた。
そのころはドイツに住んでいた。
ヨーロッパ人はビキニ派が多かったので、種類も豊富。
特にフランス製ビキニは過激だった。男女兼用?てなもんである。
上から「どじょうが出てきてこんにちは」なんてことはもうしょっちゅうである。ギャランドゥどころの騒ぎじゃないのだ。
みんな、どうやってはいてたんだろう?
フランス人のこういうところが侮りがたい。
そして今世紀の目玉は、ボクサーショーツである。
これがめっぽう履きやすい。ぴったりホールドで型くずれナシ。
「どじょうがこんにちは」もナシ。尻の食い込みもナシ。
これまでの苦労と恥ずかしさは、いったいなんだったんだろうと。
ボクサーショーツ。これこそ今世紀最大の発明じゃないかと思う。
今世紀に入って10年も過ぎればストレッチ素材の進化がすごい。
ホールド・ミー・タイト、アンド・ストレッチ・ミー・フリー。
まるで妖精のようにナニを包みこむ。妖精器。グッドポジション。
21世紀ありがとう。ちゃんと前に進んでいるのである。
今日もいい発見があった。ありがとうトゥデイ。
たまにはこうして、しみじみ前世紀からの移り変わりを
ふりかえってみるのもいいものである。
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