ブログを休止してから約2週間。
その間、たくさんのコメントをもらい、それ以上のメールをいただいた。 直接耳にもした。 ありがたいものですね。 これほどまで『東京イラスト写真日誌』の更新を楽しみにされていた方達がいることに、少なからずおどろいた。 アクセス分析をすれば一日どのくらい訪問があるかがわかっても、それがどう受けとめられていたのかはわからない。 今回の休止のお知らせをきっかけに、あらためて読者の存在を強く感じた。
同時に「いったいなおきんって何者だ?」とも思う。 おかしな話だけど、嫉妬すら感じる。
ブログに使っていた時間とエネルギーをつかって、いささかたてこんでいた仕事を片付けた。 懐かしい友人達とも会い、まとまった時間に読もうとアマゾンで12冊ほど本を注文した。 ベランダで枯れてしまったジャスミンの鉢植えを捨て、赤トウガラシの鉢植えに替えた。 それから禁煙で浮いたタバコ代を貯めたお金で、SONYのデジタル一眼レフを買った。 帰省ラッシュを尻目に、お盆は休まず働いた。 心なしか通勤電車が空いていて、ちょっと得した気分だ。
この2週間で、いろんなことが大きく変わった。
ということは全然なくて、ただあたりまえの日々がもくもくと過ぎた。 そのいっぽうで「ブログを更新しなくていい」ということがいったいぼくに何をもたらし、何を奪ったのか。 おおげさでなく、そんなことも考えてみた。
夜中は、録画しておいた映画をみたり本を読んだりしながら過ごした。 防水スピーカーでチェット・ベイカーを聴きながら湯船につかり、iPadでいただいたコメントを読み、メールを読んだ。
そのようにぼんやり過ごしていると、なんだかまた書けそうな気がしてくる。 時(とき)はどうしたって休むことなく流れ去るものだけど、記事を更新しないでいるとよけいこれに無頓着になる。
更新はあたかもぼくの生存確認代わりだと知りあいからよく言われるけれど、それはぼくにとっても同じ。 休みなく流れる時(とき)に、ささやかな印をつけることが記事の更新にはできるからだ。
まずは今月いっぱい休止を続け、
9月の最初の週末からブログは再開しようと思います。
それまで、もうしばらく待っていてくださいね。
▲ 世界一小さいデジカメ一眼レフ. SONY NEX-5 交換レンズが2種ついて7万円ちょっと. いい時代になりました.
▲ 撮った写真やビデオデータはアダプターを通して直接iPadに取り込み、フォトフレームのように使えます今回の写真はすべてこれで撮りました。 やっぱり一眼レフは深みのあるいい写真が撮れますね。 それはわかっていても躊躇していたのがそのデカさ。 SONYのやつはまるでコンパクトデジカメのような使い回しで本格的なショットが撮れて、いいですね。8ヶ月分の浮いたタバコ代で買えました。 ホント、禁煙し甲斐があったというもんです。
以下は、このカメラで試し撮りしたちびきちです。
▲ すっかりモデル気取りのちびきち。 こんな自然なアップも一眼レフならでは
▲ 液晶画面がチルド式になっているのでローアングルからの接写もラクチン
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