あまり大きな声ではいえないけど
アイスクリームが好きである。
毎日欠かさず食べたり、ファミリーサイズをまるごと
というわけじゃないけど、1週間に1度か2度、食べる。
ブランドにこだわりはなく、バニラのシンプルなヤツ。
できればコーン付きで、モナカ風の飾り気のない、
ちょっと時代に取り残された感じのアイスクリーム、
そのような愚直なたたずまいに
なんだか他人のような気がしない親しみを覚える。
ヨーロッパの人たちは真冬でも野外でアイスクリームを食べる。
ぼくもそれにならって食べていたが、なかなか悪くなかった。
社会主義時代のポーランドやブルガリアの食べ物はたいてい
不味かったが、なぜかアイスクリームだけは美味しかった。
国家戦略だったのだろうか? いま考えても不思議である。
さて、アイスクリームなど冷たいものを急いで食べると、
突然こめかみやデコのあたりがキーンと痛むことがあると思う。
昔の大人たちはそれを「頭が冷えるからバカになる」
などと言っていた。 本気とも脅しともとれるのだけど、
真に受けたぼくは、しばらく冷たいものを避けたものである。
じっさいのところ、冷たいものを食べると頭が痛くなるのは
「三叉神経(さんさしんけい)」のせいである。
アゴの奥にあり、冷たいものがのどを通ると刺激を脳に伝える。
けれどもキャッチボールがうまくいかなくて、脳はその刺激が
どこで起こったのか理解できず、頭の前部分に受けたと勘違いし
そこに「痛み」という反応を返すのだ。
この頭痛のことを「アイスクリーム頭痛」というらしい。
冗談みたいな名前だけど驚いたことにこれ、
医学学会でも世界共通で使われているのだという。
このアイスクリーム頭痛。
とくに身体に悪い影響を残すものではないとのこと。
でもアイスクリームは、もちろんダイエットには大敵。
カロリー過多なのは当然としても、カラダを冷やして代謝を
悪くするから余分に脂肪がつきやすいのです。
ちなみにバニラアイス一個(120ml)で270kcal
同じカロリーを消費するには、
30分もジョギングしなくちゃ、です。
食べないか、それとも
食べて走るか?
それにしても、アイスクリームを食べるとつい
『アイスクリームの歌』を口ずさんでしまう。
こればかりはマイルール。 オジサンになっても治らない。
さあ知っている人は一緒にうたおう『アイスクリームの歌(音が出ます)』
■ ちびきち腹ぺこソング
「ごはんだ、ごはんだ、ごはんまだ〜」
「ごはんだ、ごはんだ、ごはんまだ〜」
「ごたんだ、ごたんだ、つぎは五反田〜」
意外と好きだったのは「ばくだんアイス」、ほらゴムに入ったあれ。中学生のころ「コンドームアイス」とかいってたら、先生に怒られたもんです。だって食べ終わった後、そっくりなんだもの
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