ハワイとゴルフについて

ハワイにはいかず、ゴルフはしない。
いつの日かそう心に決めていた。

理由をあげるまでもないが、強いていえば「フツーさ」。
「ハワイとゴルフは、みんながするもの」と決めつけ、
あえて自分がすることもないだろうと考えたのかもしれない。
まわりの人と同じことをすることがなにより嫌だったのだ。

日本人の中流意識に巣ごもる観念が「フツー」を指向する・・
まだぼくが14だか17才のとき、体制に猛反発していたころに、
そんな観念にゼッタイ染まるもんかと、心に刻んだのだと思う。

前の人の後ろ頭を眺めて過ごす人生。
それが、当時のぼくが感じていた「フツーの日本人」。
たしかにそんな人生は今でもつまらないと思うのだけれど、
かといってそれがフツーの日本人と決めつけるのもおかしい。

若いころは、とかくあり余るエネルギーを負に使ってしまう。
ものを壊し、ひとを傷つけ、強さと弱さをはきちがえる。
当時「カッコいい」と思っていたことは、あとでカッコ悪い。

あれから30年がたち、
ハワイ以外のほとんどの場所を旅してまわり、
ゴルフ以外のほとんどの球技を体験した。

人生も「これまで」より「これから」のほうが短くなった。
もういいだろう、封印をといても。

来年からハワイとゴルフを始めようと思う。
さしあたって、あしたはハワイに行こう。
ビーチはともかく、真珠湾にはこちらから用があるのだ。

「日米開戦はなぜ起こってしまったのか？」
それが今回の旅のテーマである。

ではごきげんよう！

いつものように、Macとペンタブをバッグに詰めて・・・

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