酒を飲みすぎた翌朝が休みだったりするとうれしい。
「朝風呂」にはいる言いわけができるから。
ふだん、朝のシャワーは熱めだけど、
そんなときの朝風呂はややぬるめ。
でないと心臓に負担がかかるからね。
大きめのタンブラーにたっぷりのミネラルウオーターと雑誌、
それからロクシタンのマッサージオイルを用意し、
服を脱いで湯船につかる。
風呂桶に半分ほどフタをかぶせ、その上にバスタオルを敷き、
用意したものを端に置く。
まんなかは空けておき、特等席を用意。
やがて風呂のドアを外からカリカリと爪でかく音がする。
開けるとするりとグレーの小さな生き物がはいってきて、
空けておいたスペースにすとんと飛び乗る。
ちびきちだ。
このトイプードルが家にやってきてから2年。
以来欠かさず、
ぼくが風呂に入るたびにこうして風呂桶のフタの上に乗ってくる。
それで何が楽しいのかわからないが。
水を飲み、むくみをとるためのマッサージをする。
その様子をちびきちは、不思議そうに眺め、
やがてあきらめて丸くなる。
アルコールが次第に抜けていくのがわかる。
それと入れ違いに、
なんともいえない幸福感がするりとすべりこんでくる。
やさしい気持ちになりながら、
ちびきちのふわふわの頭をなでている。
いつまでも。
「風呂ごもり」とかがすきだったりします。おじさんのくせに
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