気がつけば、まわりは後輩ばかり。
どうりで歳をとるはずだなあ、と思う。
「いつまでも若くありたい」と、人は口々にもらすけど
ムリな若作りは、周囲にイタいもの。
「趣味は長生き」 と言った時点で、生命力は失なわれる。
命はやっぱり燃やしてなんぼだ。 いつの時代でも。
飛ばない飛行機は、地上でじゃまなだけだ。
先輩よりも後輩や部下の多くなった、あなた。
彼らや彼女らに好かれようとか、尊敬されようとか、
そんなことは、ここで一度忘れてみよう。
ムリな努力のほとんどは、どうせ徒労に終わるから。
部下は上司に、自分を育ててくれることを望む。
上司も、部下がうまく育ってくれることを望む。
利害の一致。 なにも問題はない。
けれども、これが意外とうまくいかない。
その理由はおおかた上司にある。
「部下が育つ」よりも、「自分が尊敬される」ことを優先して期待してしまうからだ。 知らず知らずに、目的が入れ替わっている。 自分のことを尊敬しないまま育とうとする部下に嫉妬をおぼえ、なかには手柄を与えないどころか、足を引っぱる上司がいる。
本末転倒もいいところだろう。
あらためて言おう。
上司や先輩が、部下や後輩に対してすることはただひとつ。
会社で必要な仕事を出来るようにしてやる
それでいい。
自分を「人間として好き」になってもらうことでも、「人間として尊敬」してもらうことでもない。
やるべき仕事を、やり抜くだけ。
好かれなければ自分はダメだ。とか、
尊敬されなければ自分はダメだ、などと思わなくていいのだ。
たまに疲れたオジサンをみると、そう伝えたくなる。
日本人はつくづく人がいい。
でもそれが、よけいにストレスだったりもするのだ。
いろんな意味で自信を失い、ともすれば「いい人」になるしか自分は認められないものと思いがち。でもそんなことないです。ひとはそれぞれ自分に忙しいのです。それより、自分で自分のことをもっといたわってあげてください。あなたに代わる他人はいないんですから
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