こんにちは、なおきんです。
おかげさまで元気に旅を続けています。 といっても、すでに帰路。 この記事がアップされるころは、あと数時間で成田に到着、ってことになっていることでしょう。
さて、イラ写も早いもので4年半。 その間、旅にでたときは必ず旅先から記事を更新してきました。 パソコンとデジカメ、それからペンタブレットを持ち込む。 現地のホテルやそこらでテキストを書き、イラストを描き、撮った写真をパソコンに取り込み、フォトレタッチソフトで調整し、それらの素材から記事を一本組上げて、ネットのつながる場所からそれをアップする。 そんな一連の作業を惜しまずやってきました。
いうまでもないけど、旅先にパソコンを持ち込むのはことのほかしんどいです。 壊れるかもしれないし、盗難に遭うかもしれない。 しかも部屋でネットが使えるホテルはそれなりのクラス。 貧乏旅行者には応えます。
けれどもやっぱりこだわりたいのです。
そこでしか感じられない空気の質感や肌感といったものは、家に帰り、日常に戻ってからではけっして表現できないのです。 絶対に。 旅日記にいちばん必要なのはライブ感。 ぼくのような凡人には、その場でないとあの空気感を表現するのはむつかしいです。
さて、ぼくはいまこれをジョグジャカルタ空港で書いています。 空港まで十分間に合うよう到着したら、自分の予約した便がキャンセルされて次のフライトと合わせちゃったらしいんです。 ひどいですよね。 だから2時間遅れたぶん、時間が出来たのでこうしてパソコンをとりだして、空港のレストランで人目もはばからず書いているというわけです。 おまけにね、タブレットまで接続しちゃってます。 誓ってもいいけど、空港のレストランでパソコンにタブレットくっつけてイラスト描く物好きは、世界広しといえどもぼくくらいのもんでしょう。 ウエイターや周りの客は、何やってるんだろう?って覗きにきます。
バカですよね。 ぼくもそう思います。
ねえ、知ってますか? イラ写は開設以来*1、一度も、ただの一度も、イラストを載せなかったことがないんです。 これ、ぼくのささやかな誇りです。 どんなに眠くても、時間がなくても、ネットがつながんなくても、イラストはちゃんと描くようにしています。 強いて言えばそれがこのブログの「存在価値」なんです。 だから文章が書き終えていても、イラストがかけなかったり、タブレットが調子悪かったりすれば、その日は記事をアップしません。
おっとやっと搭乗時間になったようです。 ぱたん(ノートパソコンを閉じる音)
△ ここでしか飲めないという幻のコーヒー「コピ・ルワッタ」、貴重なので値段はザギン並み。 通常の値段の10倍はする。味も風味もすごいが、幻というほどでは・・
さて、ここからはジャカルタ空港で書いています。
飛行機が遅れなければ、最後の晩餐はジャカルタ市内のレストランでとるつもりだったんだけど、到着が23時じゃあきらめるしかありません。 だって帰国便は朝の6時発。 来たときと同じ、たっぷり丸一日かけて自宅まで戻ります。 今夜、空港テロとかなければいいんだけど。
これまで多くの国を旅行してきてきましたが、その度に自分の小ささを思い知らされます。 「おまえなんかいなくたって世界はちゃんと回ってるんだ」と。 そのことをひしひしと感じます。 でもぼくは、あえてそれを確認したいと思います。 世の中には「小さな世界で大きな顔をしている」人たちがたくさんいます。 ぼくはそういう人たちを好きになれないし、ぼくもそんな人間にはなりたくない。 それより、「大きな世界で小さな自分を思い知る」ことのほうが大事な気がします。
見知らぬ場所に旅をするというのは、そんな自分を知ることなんだと思います。
さて、今回もいい旅が出来ました。
それから、こうして「旅日記」をあなたと共有できた幸運をとてもうれしく思います。
ではまたね。
この記事はジョグジャカルタの空港レストランでイラストを描き、テキストを書き始め、ジャカルタ空港で書き終わり、翌日香港空港でアップしました。ただそれだけですが、ちょっとそこまでして更新するほどのもんか、と。
いつも応援ポチをいただきありがとうございます
*1:イラストを加えたその日以来
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