作業が始まると、わりと周りが見えなくなるタチである。
そんな性格もあって、手帳は必須。
特にぼくは電子手帳に心を奪われ、以来世に出回った電子手帳の類いは、ほとんど使ったんじゃないかと思う。 名機はなんといってもシャープのザウルス、98年に登場したMI-610DCというモデルだ(と個人的には思う)。 あのころのシャープ製品には本当にわくわくさせられたものだ。
▼ SHARP Zaurus MI601DC
内蔵モデムを通じてネットに接続していた。住所録やや辞書、オフィス系アプリがあらかじめプレインストールされ、手書き認識はすこぶるよかった。小型カメラまでついていたが、定価が16万円もした。
10年以上にわたって10数台のPDC(電子手帳)を代わるがわる使い続けた。 かけたお金は100万円を下らない。 あげく、4年前に紙の手帳(ほぼ日手帳)に切り替えてしまった。 以来、そればかりをつかっている。(現在はiPhoneと併用)
デジタルツールからアナログツールへの回帰。
理由は、皮肉にもブロードバンドインターネットの普及であった。 データもアプリケーションも全部ネット上のサーバーにあるから、そこにつながりさえすればどんな端末でも情報にアクセスできるというわけだ。 いわゆるクラウドコンピューティングというやつである。
電子であれ、紙であれ、そもそも手帳に「やるべきこと」をメモするのはほかでもない、忘れるためである。
あとで見返すために「いついつまでに何をする」と書き残し、あとは安心して目の前のことに集中すればよい。
覚えるためではなく、忘れるために書き留めるのだ。
ぼくはといえば、紙は「ほぼ日手帳」、メールなら”Gmail“、タスク管理では “Remember the Milk” といったふうに使い分け、それぞれに頼り切っている。
△ Remember the Milk のロゴ
前者のふたつは知っていても、”Remember the Milk” については初耳の方もいらっしゃるかもしんないですね。 やることを書き留めておき、終わったら消していく、というシンプルなWEBアプリ(無料)。 これがなかなか便利で、1年前から手放せなくなってしまった。 (使い方はこのサイトに詳しい) ちょっとしたチェックメモ的に使えて、今回の引越でも大活躍である。 iPhoneとも相性がいい。
そんなわけで引越はいよいよ佳境。
明朝8時には引越トラックで運び出すので、いまはもう部屋が倉庫のようになってしまってます。 ちびきちも部屋がなくなって落ち着かないようす。
なんだかもうホームレス。
■ さいきんのトイレ蔵書はこれ
ブイヨンの気持ち。 (ほぼ日ブックス)
ぱっとページを開いて、ホワンとしてます。 糸井サンとブイヨン、いい親子ですね(ときどきホワイト家族のお母さん登場)。
引越ってたまった持ち物を捨てるにまたとないチャンス!
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