意外とギャンブル好きの多い日本人。
宝くじやの前に並ぶ、あの人の列は異常だと思う。
開店前のパチンコ屋の前に並ぶ、あの列も異常だ。
「景気が悪い」のはテレビのCMをみててもわかる。
盛んなのは、パチンコ屋のCMばかりではないか。
宝くじは年間1兆円を越え、
パチンコは年間28兆円もの売り上げがある日本。
先日、小樽に行って驚いた。
数ブロックごとに必ずあるのは、パチンコ店
飲食店よりも多いんじゃないか?
と思ったくらいだ。
「ギャンブル脳」という言葉がある。
100円でも安く昼食をすまそうと努力する同じ人間が
ひとたびパチンコ店に入れば、一回につき1万7千円*1、
平気で落として、一顧だにしない姿にそれを見る。
「3億円当たったら何に使おうか?」と空想するも
その確率は、交通事故で死亡するそれの実に500倍。
空想するなら、そこまでしたい。
フツーではない感覚が「ギャンブル脳」
人の脳がフツーに機能していれば、目的、状況、分析
などふまえて、進むべき道を判断するものなのに、
代わりに 運、カン、ヒキ、に判断をゆだねる感覚。
リターンの大きさに目がくらみ、
生活必要資金に手をつけることをいとわない。
ギャンブルに使い、生活できないから借金をする。
そして、借金を返すためにギャンブルに手を出す。
「一発あてれば挽回だ!」
優秀な友人の何人かが、これで身を滅ぼしていった。
自分は大丈夫だろう。
裏付けのない過信もまた、ギャンブルである。
コワいですね。
*1:パチンコ一回に使われる平均遊戯金額は、ひとりあたり17,632円【エース電研調べ「パチンコさんか実態調査2007年」】
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