「なおきんさんはいつ寝てるんですか?」
会社の仲間からそう訊かれる。 仕事メールの発信時刻が午前2時だったり、夜明けの6時だったりするからだろう。 そして朝は普通に出社し、会議だの来客だのでびっしり夜までのスケジュールをこなすのだ。 その後はたいてい、誘われたり誘ったりの食事や飲みがある。 帰りは終電、または深夜タクシーのお世話になることもしばしば。 年末から年始にかけてはとくにそうだった。 帰宅してからはちびきちと遊び、なんらかの運動をし、2〜3日に一度はブログの更新をする。メールの返事を書き、コメントの返事を書き、持ち帰った仕事があればそれをやる。
「けさは3時から6時ですね」
冒頭の質問にぼくはそう答える。
それからあくびをひとつ、してみせる。
多くの人がそうであるように、ぼくにもストレスがある。
自分のふがいなさに悩み、理不尽な要求に悩む。
それはまた、心地よいストレスであったりもする。
毎日の楽しみは風呂。
もともと長風呂だけど、このごろはより長い。
毎晩、欠かさず1時間以上つかる。
たっぷり好きな本を読み、水を飲み、身体をマッサージ。
風呂のふたの上にはちびきち(トイプードル♂)。
家にいるときはいつもぼくについて回る。風呂でもだ。
本を読みながら片手を伸ばし、耳の後ろをかいてやる。
真夜中に、たっぷりのお湯につかっていられる幸運。
子供のときのように、寝るのがもったいないとすら思う。
世界の片隅に生まれた意味を知り、
自分の好きなものを知り、
それに囲まれながら心地よく暮らしていく・・・
世の中そんなに甘くはない。
だから、楽観主義には意思が必要なのです。
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